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2014年10月31日

ききみみ・・・昔話♪

ききみみあんこの今日のお話は~


むかしむかし、ある村に、
人を化かしていたずらをするキツネがいました。


 

村人たちの中には、ドロのだんごを食べさせられたという人や、
お風呂だと言われてこやしのおけに入れられた人など、
色々ないたずらをされる人がふえてきました。
 

そこで、村人たちは、
「なんとかしてキツネをこらしめ、
いたずらをやめさせなければいけない」
と、言い出しました。
 

それには、おこんギツネというキツネの親分を
つかまえなくてはいけないのですが、
そのキツネはかしこくて、なかなか捕まりません。


 

すると、ある若者が、
「今度の盆踊りで化け比べをすれば、
化けるのが好きなおこんギツネは、きっと出てくるよ」
と、言いました。
 

おこんギツネをおびき出すために、
今年の盆踊りでは特別に工夫をこらして、
いろいろな姿に化けて踊って一番うまく化けた者には
ほうびをやろうというのでした。


「ほう、それはおもしろい」
と、みんなは賛成しました。
 そこで踊りに出る人たちは、こっそりいろんな用意をしました。


 そしていよいよ盆踊りの夜、
村人たちは森のおみやの前の広場に集まりました。
 

たいこがなりひびき、歌声が流れていきます。
♪よいやさ、よいやさ。
♪よいやさ、よいやさ。
 




みんなは輪になって、グルグルと踊りまわっています。
 カゴを背負った、花売り娘。
 槍をかついだ、やっこさん。
 美しい、お姫さま。
 ひょっとこのお面の男。
 ひげを生やしたお侍。
 お坊さん、赤鬼、金太郎など。

 色々な姿に変装した、踊り手たちがいます。
 

その向こうには、ごほうびにもらうお酒の樽や
焼き鳥のごちそうなどが、たくさん並べてあります。
 

踊りまわるうちに、お姫さまとひょっとこがぶつかったり、
お侍が転んだひょうしに立派な口ひげを落としたりして、
見物している人たちはドッと笑い転げています。
 

するといつのまにか踊りの輪の中に、
立派な若いお侍の姿をした踊り手がまじっていました。


「ほう、見事な若侍じゃな」
「うん、大した若侍じゃ」
と、みんながほめます。
 

それに踊る手ぶりや体の動かし方が、なかなか見事です。
 やがて夜もふけたころ、たいこの音もやみ、
踊り手たちの輪もとけて盆踊りが終わりました。


 みんなはまわりのむしろの上に座って、ホッと汗をふいています。
「さあ、だれが一番うまく化けて、うまく踊ったかな」
 

見物していた人たちが、
一番良いと思った人を決める事になりました。
 やっこさん、お姫さま、ひょっとこも、人気がありましたが、
一番になったのはあの若侍の踊りでした。


「ほんとに、見事じゃったのう」
 ごほうびのお酒を入れた樽が、若侍の前に並べられました。


 

もちろん、食べきれないほどのごちそうも出されました。
「そら、お祝いじゃ。飲め、飲め、いくらでも飲め」
 たくさんの酒をすすめられた若侍は、
たちまち酔っぱらってしまいました。
 そして、ゴロンと横になりました。
 

すると体の後ろの方から、長い尻尾がポックリと出てきました。

「ほれ、あれあれ、あの尻尾は、キツネだぞ」
「やっぱり、キツネのおこんじゃ」
 そこでみんなはしめたとばかりにキツネのおこんを捕まえて、
なわでしばってしまいました。




「さあ、おこん。もう逃げられないぞ、覚悟しろ!」
「いたずら者の尻尾を、切ってやる!」
 

おこんギツネは、すっかりキツネの姿に戻って、
「尻尾ばかりは、ごかんべんを。尻尾は、キツネの宝物です。
どうか、許してください。コーン、コーン」
と、頭を下げました。


「では、もういたずらはしないか?」

「はいはい、もう二度といたしません。コーン、コーン」
 おこんギツネは、一生懸命にあやまりました。
 そこでみんなは尻尾を切るのをやめて、
なわをといてやりました。


 
喜んだおこんギツネは何度もお礼をいって、
頭と尻尾をフリフリ、森の奥へ逃げていきました。
 コーン、コーン

おしまい  


Posted by ききみみあんこ at 14:00Comments(3)むかしばなし

2014年10月31日

ききみみ・・・こんな記事見つけました!

初対面の相手の本性を、少しでも正確に知るためには
どうしたらいいのだろう? 

心理学者の内藤誼人先生に聞いてみた。

「会話や物腰などから得られる第一印象も大切ですが、
それで不十分なのであれば、顔の左半分に注目してみてください。
人の内面は、顔の左半分に表れるというデータがありますから」


人の感情は、顔の右側と左側で表れ方が違うのだと内藤先生は語る。
これはイギリスの心理学者によって実証されている事実だという。

「バンゴール大学の心理学者アレックス・ジョーンズ氏が、
同一人物の顔を左から撮ったものと右から撮ったもの、
2種類の写真を用意し、
面識のない被験者にそれぞれ“この人物の性格をどうイメージするか?”と
アンケートを取っているんです。




被写体となった人物にはあらかじめ精緻な性格テストを実施し、
実際の性格を測定。
そして両結果の答え合わせをするという実験を複数回繰り返したところ、
顔の右側の写真の正解率が50%、
左側の写真が63%と明確な差が表れたそうなのです」

見知らぬ人物の性格を写真から想像し、
実際の性格と照らし合わせるというユニークなこの実験。
それにしてもなぜ、
左側の表情の方がより正確にその人物の内面を読み取れるのだろう?

「人間の脳は、左脳が言語を、右脳が感覚や感情を司っており、
これが体内でクロスして影響を表出させるというのは有名な仮説ですよね。


ジョーンズ氏の調査はこの説に基づいて行われたもので、
結果的に人の本音や内面が顔の“左側”に
表れやすいという事実が実証されたわけです」




もっとも、最近では右脳・左脳の働きについて異なる説もある。
貴重な出会いをムダにしないための、1つの参考として覚えておくといいだろう。
(友清 哲)
取材協力・関連リンク

ですって!左側、念入りにお化粧しなくちゃ!  


Posted by ききみみあんこ at 07:00Comments(1)こんな記事見つけました!

2014年10月30日

ききみみあんこのこんな記事見つけました!


寝ないと太る!寝ないと老ける!簡単、睡眠チェック




アメリカのダイエットトレーナーが、まず改善を指示するのが睡眠。
ダイエットはもちろん、美容と健康のためにも必須な
睡眠のチェック方法と改善ポイントをご紹介します。

寝ないと太る!寝ないと老ける!簡単、睡眠チェック
寝ないと太る!寝ないと老ける!寝る子は美人になれる!!

人間は、寝ている時間に体の成長や修復を行っています。

お肌のターンオーバーも、内臓の修復も、
筋肉がしなやかに作られていくのも、寝ている間!

もちろん、食事や運動も、美と健康には欠かせないものなのですが、
実は食事や運動で得たものを使って、
実際に体をピカピカにしてくれているのは、睡眠中。
どんなに健康的な食生活や運動習慣を身につけても、
睡眠がおろそかになっていたら全く意味がない!
と言ってもいいぐらいなのです。

さらに、脳の休息も睡眠でのみ得られるので、
感情のリセットも睡眠の大切な役割。
感情がリセットされずイライラがたまり続けたら、マイナスオーラは出てしまうし、
お肌はボロボロになるし、体は不調になるしで、悲しい人生まっしぐら。

やはり、睡眠を制する者が美と健康を制するのです!
あなたの睡眠は、社長?課長?新人?

※YesかNoかでお答えください

<基本編>
・7時間寝られている
・寝付きが良い
・寝起きが良い
・途中で起きない
・熟睡した感じがある



<生活習慣編>
・就寝時間、起床時間がおおよそ決まっている
・休日も起床時刻が平日と1時間以上ずれないようにしている
・寝酒をしていない
・夕方以降、仮眠をとらない
・夕食後のコーヒーやお茶などのカフェイン接種はしていない
・歩いたり運動したりと、日中の活動量がそこそこある
・ストレスをためないように少しでも心がけている
・仕事や人間関係の悩みなどを寝床に持ち込んでいない
・パジャマ(寝る時専用の服)を着て寝ている
・寝る直前に熱いお風呂(42度以上)に入っていない

【結果】
 Yesが12個以上:睡眠社長レベル、よく眠れています
 Yesが9個以上:睡眠課長レベル、そこそこ眠れています
 Yesが6個以下:睡眠新人レベル、実は全然眠れていません





睡眠の質を向上させるのは、日中の過ごし方

上記のチェックリストに、Yesがたくさん付く生活を心がけて頂くのがまず1番です!
実は、睡眠の質を上げるのは、日中にしかできないのです。


日中の過ごし方がそのまま睡眠の質に直結します。

チェックリストに「パジャマを着て寝る」というのを入れました。
これ、実は、睡眠に入りますよ!というスイッチを持っていますか?
という質問なんです!
これを、専門用語では入眠儀式といいます。

一言でいうと、軽い“パブロフの犬”的な状況を作ること。
入眠儀式としては他に、アロマを焚く、リラックスできる音楽を流す、
ストレッチやヨガをする、などが効果的です。


アナログなやり方ではありますが、とっても効果のある方法です。お試しあれ!




LAVAビレッジ伊豆高原施設長小山圭介氏の記事でした!

質のよい睡眠とれていますか?
  


Posted by ききみみあんこ at 22:00Comments(2)こんな記事見つけました!

2014年10月30日

ききみみ・・・昔話♪

ききみみあんこの今日のお話は~

果報者と阿呆もの

 むかしむかし、
長門の国(ながとのくに→山口県)の北浦のある里に、
とても貧しい夫婦が住んでいました。



 二人はわずかな田んぼをたがやし、
山から拾ってきた薪(たきぎ)を売って、
ようやくその日の暮らしをたてていました。

 ある日の事、だんなが女房にこんな事を言いました。
「毎日毎日、汗水流して働いているのに、
わしらの暮らしは少しも良くならんな。
わしは、もう働くのにあきてしもうた」
 

すると女房が、こう言いました。
「確かに、そうですね。
 そう言えばこの間、大寧寺(だいねいじ)の和尚さんが
説教で『果報は寝て待て』と言っていましたよ。
 あわてずに寝て待っていれば、
良い事は向こうからやって来るんだそうです。
 あなたもひとつ、果報を寝て待ってはどうですか?」


「なるほど、寝て待てばいいのか。そいつは楽だ」
 そこでだんなは、その次の日から寝てばかりいました。
 しかし果報は、いつまでたってもやって来ません。

 そんなある満月の夜、
寝ながら果報を待っていただんなが大声で叫びました。

「おい、こっちへ来てみろ。ほれほれ、この天井窓から、
お月さんのウサギが餅をついとるのがよく見えるぞ」
「あら、ほんとうね」
 確かに、天井窓からお月さんのウサギがはっきりと見えました。



 
さて、この話がたちまち村中に広がり、
月夜の晩には大勢の村人たちが夫婦の家へ集まって来て、
天井窓から月をのぞくようになりました。
 

それがやがて、
「あの家の天井窓からウサギの餅つきを拝んだ者には、
果報が来るそうだ」
と、言ううわさなって、
だんだん遠くからも人が集まって来るようになりました。



 

そしてお月さんを見に来た人々がお礼のお金やお供物を置いて行くので、
夫婦はたちまち大金持ちになったのです。
 ついに、果報がやってきたのです。



 喜んだ二人は、ぼろ家をこわして立派な家を建てると、
もっとお金がもうかるようにと、十も二十も天井窓を取付けました。
 
しかしどうしたわけか、
新しい天井窓からはいくらお月さんをのぞいても、
ちっともウサギの餅つきが見えないのです。
 




やがて夫婦の家には、誰も来なくなりました。
 それどころか雨が降ると天井窓から雨もりがして、
雨水で家が腐り始めたのです。


 

困った二人は、大寧寺の和尚さんのところへ相談に行きました。
 

すると和尚さんは、大声で笑いながら、




「あはははははは。
人間は欲を起こすと、果報者も阿呆者になるという事じゃ」
と、言ったそうです。

おしまい  


Posted by ききみみあんこ at 15:18Comments(0)むかしばなし

2014年10月30日

ききみみ・・・ハロウィンのお話♪

ハロウィンについて

 ハロウィンとは、
キリスト教の聖人の祝日「万聖節」の前夜祭の事です。


 

元々は2000年以上前から行われている古代ヨーロッパの
原住民ケルト族の宗教的行事で、秋の収穫を祝い、
亡くなった人たちをしのぶ収穫感謝祭がキリスト教に取り入れられ、
現在のハロウィンになったと言われています。


ハロウィンお化けについて

 ケルト族の1年の終わりは、
12月31日ではなく10月31日です。
 



この1年最後の夜は死者の霊が家族を訪ねたり、
精霊や魔女が出て来ると信じられていました。

 そしてこれらから身を守る為に魔除けのたき火をしたり、
自分たちが生身の人間である事がばれない様にと、
お化けや動物の仮面をかぶるようになったのです。

 ここから、ハロウィンの夜にはお化けの仮装をする様になったのです。




「カボチャお化け」と「トリック・オア・トリート」

 ハロウィンと言えば、

なんといっても、
『カボチャお化け』と『トリック・オア・トリート』が有名です。



カボチャお化け
 ハロウィンの夜は、窓辺や玄関などにカボチャお化け(Jack-o'-Lantern)と
呼ばれるカボチャをお化けの顔にくり抜いてつくったちょうちんを飾ります。
 

これは、天国と地獄を行き来する「うそつきジャック」が
持っているカブちょうちんが由来となっています。



 元々はカボチャではなくカブでしたが、
アメリカではカブになじみがなく、
ちょうどハロウィンの時期がカボチャの収穫時期であったために
カボチャで代用するようになり、
今では世界的にカボチャが一般的となりました。

トリック・オア・トリート
 ハロウィンの夜、子どもたちはお化けの仮装をして
近所の家の玄関を叩いては    


「トリック・オア・トリート(Trick or Treat)」と言い、
その家の人は
「ハッピー・ハロウィン(Happy Halloween)」と言って、
用意していたお菓子を子どもたちにあげるます。




 トリック・オア・トリートとは、日本語的に言えば
「何かくれ。でなきゃイタズラをするぞ」と言う意味です。

 核家族化や他人に食べ物をもらう事の抵抗感から、
日本ではほとんど普及していませんでしたが、
最近は、本格的な特殊メイクを施して町を練り歩く光景が
あちこちの街で見かけられるようになりました。

アメリカなどでは日本の節分の様に一般的な行事なんです。  


Posted by ききみみあんこ at 07:30Comments(0)大好きなもの

2014年10月29日

ききみみこんな記事見つけました!

ききみみこんな記事見つけました!

最近、ネットで人気を集めている「デコ鍋」
様々なキャラクターをモチーフにし、味だけでなく見た目にも楽しいお鍋です。
KAGOMEや日本テレビ「ZIP!」で取り上げられ話題となっています。

<ハロウィン鍋>



<クリスマス鍋>



<あつあつ鍋>



<かえる鍋>



<ダッフィー鍋>



<トトロ鍋>



<ドラえもん鍋>




凝りに凝ったお鍋…さてはてどこから食べましょうか?






  


Posted by ききみみあんこ at 07:15Comments(0)こんな記事見つけました!

2014年10月28日

ききみみ・・・昔話♪

ききみみあんこの今日のお話は~

しずが浦の狸



むかしむかし、青海島(おうみしま)というところに、
一人の漁師が八歳になる娘と二人で暮らしていました。
 娘の名前は『おしず』で、とても心やさしい娘です。

 ある日の事、この島に来た猟師が子ダヌキを生け捕りにしました。
 
猟師はお昼ご飯に、その子ダヌキをタヌキ汁にしようと考えました。
 するとこれを見たおしずが子ダヌキを可愛そうに思って、
父親にせがんで子ダヌキを買い取ってもらったのです。


 

おしずは子ダヌキを裏山に連れて行くと、逃がしてやりました。
「もう、人間に捕まったら駄目だよ」
 おしずのおかげで命拾いをした子ダヌキは、
何度も何度も頭を下げて山奥へと帰って行きました。

 さて、それから十年後。
 戦に破れて傷を負った一人の若い落武者が、
この島に逃れて来ました。
それを見つけたおしずが親身になって看護した為、
やがて落ち武者の若者は元気になり、
それが縁で二人は夫婦になったのです。 



 
ですが、やがて落ち武者狩りが始まり、
追手がこの島までやって来たのです。
 
そこで父親は二人を舟に乗せると、
こっそりと九州へ逃がしてやりました。
 
二人がいなくなり一人ぼっちになった父親は、
とてもさびしい毎日を送りました。

 そんなある寒い夜の事、父親が家に帰ってみると、
不思議な事に家の中は灯りがともり、
ろばたの火が温かく燃えていたのです。


「おや? 一体誰が?」
 父親が家の中を見てみると、
なんとそこには十年前の子ダヌキだったあのタヌキが、
父親の大好きなどぶろくを持って座っていたのです。
 



父親がさびしい毎日を送っている事を知ったタヌキが、
父親をなぐさめようとやって来たのでした。
 それからタヌキは、毎日どぶろくを持って父親の家にやって来ました。

 しばらくしたある日、九州へ行ったおしず夫婦が、
父親を迎えに島へ帰って来ました。
「お父さん、九州で新しい家を見つけました。
そこで一緒に暮らしましょう」
 

そして満月の晩、三人は舟に乗って九州へ行く事にしました。
 その時、あのタヌキが裏山に駆け上り、
三人を見送りながら腹包みを打ち鳴らしたのです。




♪ポンポコポン
♪ポンポコポン
♪ポンポコポンのポンポン

 それ以来、タヌキは満月になると九州へ行った三人を思い出すのか、
三人が舟で旅立った浜には満月になると
タヌキの腹包みが鳴りひびいたそうです。
 

人々はその浜をおしずの名前を取って、
『しずが浦』と呼ぶ様になりました。

おしまい  


Posted by ききみみあんこ at 22:40Comments(0)むかしばなし

2014年10月21日

ききみみこんな記事見つけました!

ストレスを溜めない方法ってご存知ですか?

僧侶である草薙龍瞬氏に、“禅”についてお話を伺ってきました。





■そもそも”禅”とは?

[禅から学べ!「ストレスを溜めない」たった一つのシンプルな方法]

草薙龍瞬氏によると、「”心がぶれない生き方は理想だけど、

現実的には難しい”と感じている方も多いと思います。

日頃の生活の中では様々な環境、人間関係によって、

ストレスを感じずにいられることは少ないでしょう。





仏教では、心とは反応だと解釈します。

心は24時間反応し続け、感情は反応の産物です。

”三毒”(怒り・求め過ぎる心・よからぬ妄想)を手放すことができ、

心を穏やかに、綺麗でニュートラルな状態でいられれば、

無駄なことに反応しなくなるようになると考えられています。

それが禅の本質です」とのこと。

では、毎日の生活の中で、心穏やかに過ごすには、

どんなことを心がければいいのでしょうか。



手軽にできる”食禅”と”歩禅”がオススメ

[禅から学べ!「ストレスを溜めない」たった一つのシンプルな方法]

坐禅と聞くと、あぐらをかいて半眼で、 

精神統一をするというイメージが一般的ですが、 

そのスタイルだけが禅ではありません。   

食べること、歩くことに集中し、その動作を味わうことも大切な修業の一つです。




”食禅”は、食事の時、おしゃべりしながらではなく、

食べ物を口に入れた後、目を閉じて味わいます。

甘い苦いなどの味覚だけでなく、どんな香りなのか、

どんな触感なのかなど、五感をフル活用して味わうことで、

自身が持つ感覚が研ぎ澄まされていきます。


みなさん、毎日何気なく当然のように歩いていますが、

足を“上げる”“運ぶ”“下ろす”というように、一つずつ分割して、

心の中で動作をつぶやきながら確認します。

そんな風にスローモーションで味わいながら歩くことで、

足の裏の感覚を感じることができます。


これが”歩禅”なのだそうです。


心で動作を感じることが、禅の道では大切なのですね。





■集中するためにするたった一つのこと

禅の考え方では、反応が多い(集中力がない)のは、

格好悪いこととされているとのこと。

何かをしながら同時に他のことをする“ながら”は、心が弱くなると考えられ、

逆に、一つのことに集中すると心が強くなります。

そのため、”今の動作を心の中でつぶやく”だけで、

集中力を高めるトレーニングができます。

一つの行動に集中し、できれば目を閉じて、

他のことを考えずにいる時間を持つようにすると集中力が高まるそうです。

他のことを考えないというのがなかなか難しいのですが、

心の中でつぶやく、

つまり、言葉にすると他のことが考えられなくなるので、つぶやくことがポイントです。

今すぐ誰でもできるのは、“呼吸”を意識すること。

目を閉じて呼吸をする時に動くお腹に集中して、

「お腹が膨らんでいる」「お腹が縮んでいる」と心の中で

10分から15分ほどつぶやいてください。

就業中は難しいと思いますが、通勤電車の中など

一人で過ごす時間を有効に使うと、瞬間的にリセットする力が身に付き、

気分転換するのが早くなります。





残暑疲れや何となくだるさを感じている方、

禅の教えを日常生活にも取り入れてみてはいかがですか?

手軽にできる禅の修行・・・毎日の生活に取り入れてみませんか?  


Posted by ききみみあんこ at 07:22Comments(4)こんな記事見つけました!

2014年10月21日

ききみみ・・・昔話♪

ききみみあんこの今日のお話は~

日本一長い字

むかしむかし、一休さんと言う、とんちで評判の小僧さんがいました。



 ある日の事、隣村のお寺へ出かけた和尚さんが、
なにやら浮かぬ顔で帰って来ました。
 
そして和尚さんは、庭を掃除していた一休さんを見るなり言いました。

「おお、一休。
 わしは今日、隣村の和尚とえらい約束をしてしもうた。
 頭の良いお前に、知恵を貸してほしいのじゃ」




「はい、わたしでお役に立つ事でしたら」

「そうか、いつもすまんのう。
 実は、隣村の和尚と話をしていて、お前の事が話に出た。
 わしが、
『一休は知恵者で、何でも知っておるし、何でも出来る』
と、言うたら、あの和尚のやつ、
『それなら知恵者の一休に、日本一長い字を書いてもらおう』
と、言いおった。

『そんな事くらい、一休なら簡単じゃ』
と、わしも引き受けたんじゃが。
 ・・・一休、お前に出来るかのう?」
 

それを聞いて、一休さんは頭をポリポリとかきました。
「はあ。・・・仕方ありませんね。
日本一長い字、明日までに何とか考えてみます」

 次の朝、一休さんは和尚さんのところへ行くと、
ニコニコしながら言いました。


「和尚さん。日本一長い字を書きますから、
隣村のお寺へお使いを出して、あちらからうちの寺まで
紙をしきつめる様に言ってください。
 それと、竹ぼうきで作った筆と、たらいにいっぱいの墨を用意してください」




「おお、出来るのか! よし、わかった!」

 さて、日本一長い字を書く用意が出来ると、
一休さんは隣村のお寺に出かけました。
 

隣村の和尚さんは、一休さんに言いました。

「まったく、こんなにたくさんの紙を用意させおって。
書けるもんなら、書いてみろ。ただし、もし書けなかったら、
紙代を弁償してもらうぞ」

「ご心配なく。それでは、わたしについてきてください」
 

一休さんは竹ぼうきで作った太い筆に墨をたっぷりふくませると、
つううううーっと、紙の上にまっすぐな線を走らせました。
 

その線はどこまでもどこまでもまっすぐ続き、
一休さんたちのお寺でようやく止まりました。


 隣村の和尚さんは、一休さんに怖い顔で言いました。
「なんじゃあ、これは!?
 これは、ただの線ではないか!
 こんな物は、字とは言えん。
 さあ、約束通り紙代を弁償してもらおうか」


 

すると一休さんはニッコリ笑い、
今まで引いてきた線の最後をピンと右にはねて言いました。


「はい。これで日本一長い字が書けました」

「字だと? これのどこが・・・、あっ!」

「そうです。これは、ひらがなの『し』でございます」
 

こうして見事に日本一長い字を書いた一休さんのとんちは、
ますます評判となりました。

おしまい  


Posted by ききみみあんこ at 07:16Comments(0)

2014年10月18日

ききみみ・・・昔話♪

ききみみあんこの今日のお話は~

竹の子童子

むかしむかし、三ちゃんという、おけ屋の小僧さんがいました。

 ある日の事、三ちゃんは竹やぶへ竹を切りに行きました。





「どの竹を切ろうかな?」
 三ちゃんがひとりごとを言うと、後ろの方から、
「・・・三ちゃん、・・・三ちゃん」
と、小さな声も聞こえました。


「おや、だれだろう?」
 三ちゃんは、グルリとあたりを見回しました。
 しかし、誰もいません。
 ただ竹が、ザワザワとゆれるばかりです。

「なんだ、誰もいないじゃないか」
 三ちゃんが歩き出すと、また、
「三ちゃあん、三ちゃあん」
と、さっきよりも大きな声が聞こえるのです。

「誰だい? さっきから呼んでるのは? 
どこにかくれているんだ?」
 
三ちゃんが言うと、すぐそばの竹が答えました。
「ここだよ、ここだよ。この竹の中だよ」
「この竹の中?」
 三ちゃんは、竹に耳をつけてみました。
 
すると竹の中から、はっきりと声が聞こえてきます。
「三ちゃん、お願いだよ。この竹を切っとくれ」
 

そこで三ちゃんは、その竹を切り倒してみました。
 すると竹の中から、小さな小さな男の子が飛びだしてきたのです。



「わぁーい、助かった。ありがとう!」
 その男の子は、三ちゃんの小指ぐらいの大きさです。


「お前は、何者だ?!」
「ぼくは、天の子どもだよ」
 小さな男の子は、
ピョンと三ちゃんの手のひらに飛び乗りました。


「ゆうべ、流れ星に乗って遊んでいたら、
いじわるな竹がぼくを閉じこめてしまったんだ。
でも三ちゃんのおかげで、助かったよ。これでやっと、天に帰れる」


「そうか、それはよかったね。でもどうして、ぼくの名まえを知ってるの?」
「天の子はね、世界中の事をみんな知っているんだよ」

「ふーん、すごいね。それで、きみの名前は?」
「ぼくの名前は、竹の子童子(たけのこどうじ)だよ」

「竹の子童子か。いくつ?」
「ぼくの年かい? まだ、たったの千二百三十四才だよ」


「うへぇ!」
 三ちゃんがビックリすると、
竹の子童子はニコニコして言いました。


「助けてもらったお礼に、三ちゃんの願いをかなえてあげるよ」

「ほんとうかい?」

「ほんとうさ。天の子は、うそをつかないんだ。
それで、何が願いだい?」
 

三ちゃんは、しばらく考えてから答えました。
「ぼくを、お侍にしておくれ。
強いお侍になって武者修行(むしゃしゅぎょう)にいきたい」




「よし、じゃ、目をつぶって」
 三ちゃんが目をつぶると、
竹の子童子が大きな声で言いました。

「竹の子、竹の子、三ちゃんをお侍にしておくれ。
・・・ほら三ちゃん、お侍になったよ」
 
三ちゃんが目を開けると、そこはにぎやかな京の都で、
三ちゃんはいつの間にか立派なお侍になっていました。

「わあ、ほんとうにお侍だ! 竹の子童子、ありがとう」
 
三ちゃんが手のひらを見ると、竹の子童子はいなくなっていました。

おしまい  


Posted by ききみみあんこ at 11:17Comments(0)むかしばなし