2014年10月21日
ききみみこんな記事見つけました!
ストレスを溜めない方法ってご存知ですか?
僧侶である草薙龍瞬氏に、“禅”についてお話を伺ってきました。

■そもそも”禅”とは?
[禅から学べ!「ストレスを溜めない」たった一つのシンプルな方法]
草薙龍瞬氏によると、「”心がぶれない生き方は理想だけど、
現実的には難しい”と感じている方も多いと思います。
日頃の生活の中では様々な環境、人間関係によって、
ストレスを感じずにいられることは少ないでしょう。

仏教では、心とは反応だと解釈します。
心は24時間反応し続け、感情は反応の産物です。
”三毒”(怒り・求め過ぎる心・よからぬ妄想)を手放すことができ、
心を穏やかに、綺麗でニュートラルな状態でいられれば、
無駄なことに反応しなくなるようになると考えられています。
それが禅の本質です」とのこと。
では、毎日の生活の中で、心穏やかに過ごすには、
どんなことを心がければいいのでしょうか。
■手軽にできる”食禅”と”歩禅”がオススメ
[禅から学べ!「ストレスを溜めない」たった一つのシンプルな方法]
坐禅と聞くと、あぐらをかいて半眼で、
精神統一をするというイメージが一般的ですが、
そのスタイルだけが禅ではありません。
食べること、歩くことに集中し、その動作を味わうことも大切な修業の一つです。

”食禅”は、食事の時、おしゃべりしながらではなく、
食べ物を口に入れた後、目を閉じて味わいます。
甘い苦いなどの味覚だけでなく、どんな香りなのか、
どんな触感なのかなど、五感をフル活用して味わうことで、
自身が持つ感覚が研ぎ澄まされていきます。
みなさん、毎日何気なく当然のように歩いていますが、
足を“上げる”“運ぶ”“下ろす”というように、一つずつ分割して、
心の中で動作をつぶやきながら確認します。
そんな風にスローモーションで味わいながら歩くことで、
足の裏の感覚を感じることができます。
これが”歩禅”なのだそうです。
心で動作を感じることが、禅の道では大切なのですね。

■集中するためにするたった一つのこと
禅の考え方では、反応が多い(集中力がない)のは、
格好悪いこととされているとのこと。
何かをしながら同時に他のことをする“ながら”は、心が弱くなると考えられ、
逆に、一つのことに集中すると心が強くなります。
そのため、”今の動作を心の中でつぶやく”だけで、
集中力を高めるトレーニングができます。
一つの行動に集中し、できれば目を閉じて、
他のことを考えずにいる時間を持つようにすると集中力が高まるそうです。
他のことを考えないというのがなかなか難しいのですが、
心の中でつぶやく、
つまり、言葉にすると他のことが考えられなくなるので、つぶやくことがポイントです。
今すぐ誰でもできるのは、“呼吸”を意識すること。
目を閉じて呼吸をする時に動くお腹に集中して、
「お腹が膨らんでいる」「お腹が縮んでいる」と心の中で
10分から15分ほどつぶやいてください。
就業中は難しいと思いますが、通勤電車の中など
一人で過ごす時間を有効に使うと、瞬間的にリセットする力が身に付き、
気分転換するのが早くなります。

残暑疲れや何となくだるさを感じている方、
禅の教えを日常生活にも取り入れてみてはいかがですか?
手軽にできる禅の修行・・・毎日の生活に取り入れてみませんか?
僧侶である草薙龍瞬氏に、“禅”についてお話を伺ってきました。

■そもそも”禅”とは?
[禅から学べ!「ストレスを溜めない」たった一つのシンプルな方法]
草薙龍瞬氏によると、「”心がぶれない生き方は理想だけど、
現実的には難しい”と感じている方も多いと思います。
日頃の生活の中では様々な環境、人間関係によって、
ストレスを感じずにいられることは少ないでしょう。

仏教では、心とは反応だと解釈します。
心は24時間反応し続け、感情は反応の産物です。
”三毒”(怒り・求め過ぎる心・よからぬ妄想)を手放すことができ、
心を穏やかに、綺麗でニュートラルな状態でいられれば、
無駄なことに反応しなくなるようになると考えられています。
それが禅の本質です」とのこと。
では、毎日の生活の中で、心穏やかに過ごすには、
どんなことを心がければいいのでしょうか。
■手軽にできる”食禅”と”歩禅”がオススメ
[禅から学べ!「ストレスを溜めない」たった一つのシンプルな方法]
坐禅と聞くと、あぐらをかいて半眼で、
精神統一をするというイメージが一般的ですが、
そのスタイルだけが禅ではありません。
食べること、歩くことに集中し、その動作を味わうことも大切な修業の一つです。

”食禅”は、食事の時、おしゃべりしながらではなく、
食べ物を口に入れた後、目を閉じて味わいます。
甘い苦いなどの味覚だけでなく、どんな香りなのか、
どんな触感なのかなど、五感をフル活用して味わうことで、
自身が持つ感覚が研ぎ澄まされていきます。
みなさん、毎日何気なく当然のように歩いていますが、
足を“上げる”“運ぶ”“下ろす”というように、一つずつ分割して、
心の中で動作をつぶやきながら確認します。
そんな風にスローモーションで味わいながら歩くことで、
足の裏の感覚を感じることができます。
これが”歩禅”なのだそうです。
心で動作を感じることが、禅の道では大切なのですね。

■集中するためにするたった一つのこと
禅の考え方では、反応が多い(集中力がない)のは、
格好悪いこととされているとのこと。
何かをしながら同時に他のことをする“ながら”は、心が弱くなると考えられ、
逆に、一つのことに集中すると心が強くなります。
そのため、”今の動作を心の中でつぶやく”だけで、
集中力を高めるトレーニングができます。
一つの行動に集中し、できれば目を閉じて、
他のことを考えずにいる時間を持つようにすると集中力が高まるそうです。
他のことを考えないというのがなかなか難しいのですが、
心の中でつぶやく、
つまり、言葉にすると他のことが考えられなくなるので、つぶやくことがポイントです。
今すぐ誰でもできるのは、“呼吸”を意識すること。
目を閉じて呼吸をする時に動くお腹に集中して、
「お腹が膨らんでいる」「お腹が縮んでいる」と心の中で
10分から15分ほどつぶやいてください。
就業中は難しいと思いますが、通勤電車の中など
一人で過ごす時間を有効に使うと、瞬間的にリセットする力が身に付き、
気分転換するのが早くなります。

残暑疲れや何となくだるさを感じている方、
禅の教えを日常生活にも取り入れてみてはいかがですか?
手軽にできる禅の修行・・・毎日の生活に取り入れてみませんか?
2014年10月21日
ききみみ・・・昔話♪
ききみみあんこの今日のお話は~
日本一長い字
むかしむかし、一休さんと言う、とんちで評判の小僧さんがいました。

ある日の事、隣村のお寺へ出かけた和尚さんが、
なにやら浮かぬ顔で帰って来ました。
そして和尚さんは、庭を掃除していた一休さんを見るなり言いました。
「おお、一休。
わしは今日、隣村の和尚とえらい約束をしてしもうた。
頭の良いお前に、知恵を貸してほしいのじゃ」

「はい、わたしでお役に立つ事でしたら」
「そうか、いつもすまんのう。
実は、隣村の和尚と話をしていて、お前の事が話に出た。
わしが、
『一休は知恵者で、何でも知っておるし、何でも出来る』
と、言うたら、あの和尚のやつ、
『それなら知恵者の一休に、日本一長い字を書いてもらおう』
と、言いおった。
『そんな事くらい、一休なら簡単じゃ』
と、わしも引き受けたんじゃが。
・・・一休、お前に出来るかのう?」
それを聞いて、一休さんは頭をポリポリとかきました。
「はあ。・・・仕方ありませんね。
日本一長い字、明日までに何とか考えてみます」
次の朝、一休さんは和尚さんのところへ行くと、
ニコニコしながら言いました。
「和尚さん。日本一長い字を書きますから、
隣村のお寺へお使いを出して、あちらからうちの寺まで
紙をしきつめる様に言ってください。
それと、竹ぼうきで作った筆と、たらいにいっぱいの墨を用意してください」

「おお、出来るのか! よし、わかった!」
さて、日本一長い字を書く用意が出来ると、
一休さんは隣村のお寺に出かけました。
隣村の和尚さんは、一休さんに言いました。
「まったく、こんなにたくさんの紙を用意させおって。
書けるもんなら、書いてみろ。ただし、もし書けなかったら、
紙代を弁償してもらうぞ」
「ご心配なく。それでは、わたしについてきてください」
一休さんは竹ぼうきで作った太い筆に墨をたっぷりふくませると、
つううううーっと、紙の上にまっすぐな線を走らせました。
その線はどこまでもどこまでもまっすぐ続き、
一休さんたちのお寺でようやく止まりました。
隣村の和尚さんは、一休さんに怖い顔で言いました。
「なんじゃあ、これは!?
これは、ただの線ではないか!
こんな物は、字とは言えん。
さあ、約束通り紙代を弁償してもらおうか」

すると一休さんはニッコリ笑い、
今まで引いてきた線の最後をピンと右にはねて言いました。
「はい。これで日本一長い字が書けました」
「字だと? これのどこが・・・、あっ!」
「そうです。これは、ひらがなの『し』でございます」
こうして見事に日本一長い字を書いた一休さんのとんちは、
ますます評判となりました。
おしまい
日本一長い字
むかしむかし、一休さんと言う、とんちで評判の小僧さんがいました。

ある日の事、隣村のお寺へ出かけた和尚さんが、
なにやら浮かぬ顔で帰って来ました。
そして和尚さんは、庭を掃除していた一休さんを見るなり言いました。
「おお、一休。
わしは今日、隣村の和尚とえらい約束をしてしもうた。
頭の良いお前に、知恵を貸してほしいのじゃ」

「はい、わたしでお役に立つ事でしたら」
「そうか、いつもすまんのう。
実は、隣村の和尚と話をしていて、お前の事が話に出た。
わしが、
『一休は知恵者で、何でも知っておるし、何でも出来る』
と、言うたら、あの和尚のやつ、
『それなら知恵者の一休に、日本一長い字を書いてもらおう』
と、言いおった。
『そんな事くらい、一休なら簡単じゃ』
と、わしも引き受けたんじゃが。
・・・一休、お前に出来るかのう?」
それを聞いて、一休さんは頭をポリポリとかきました。
「はあ。・・・仕方ありませんね。
日本一長い字、明日までに何とか考えてみます」
次の朝、一休さんは和尚さんのところへ行くと、
ニコニコしながら言いました。
「和尚さん。日本一長い字を書きますから、
隣村のお寺へお使いを出して、あちらからうちの寺まで
紙をしきつめる様に言ってください。
それと、竹ぼうきで作った筆と、たらいにいっぱいの墨を用意してください」

「おお、出来るのか! よし、わかった!」
さて、日本一長い字を書く用意が出来ると、
一休さんは隣村のお寺に出かけました。
隣村の和尚さんは、一休さんに言いました。
「まったく、こんなにたくさんの紙を用意させおって。
書けるもんなら、書いてみろ。ただし、もし書けなかったら、
紙代を弁償してもらうぞ」
「ご心配なく。それでは、わたしについてきてください」
一休さんは竹ぼうきで作った太い筆に墨をたっぷりふくませると、
つううううーっと、紙の上にまっすぐな線を走らせました。
その線はどこまでもどこまでもまっすぐ続き、
一休さんたちのお寺でようやく止まりました。
隣村の和尚さんは、一休さんに怖い顔で言いました。
「なんじゃあ、これは!?
これは、ただの線ではないか!
こんな物は、字とは言えん。
さあ、約束通り紙代を弁償してもらおうか」

すると一休さんはニッコリ笑い、
今まで引いてきた線の最後をピンと右にはねて言いました。
「はい。これで日本一長い字が書けました」
「字だと? これのどこが・・・、あっ!」
「そうです。これは、ひらがなの『し』でございます」
こうして見事に日本一長い字を書いた一休さんのとんちは、
ますます評判となりました。
おしまい
Posted by ききみみあんこ at
07:16
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