2014年06月28日
ききみみ・・・かわいいCGアニメ♪
Masha and the Bear



ロシア?のアラレちゃんのようなMashaと心優しく賢いくまさんの
ユーモラスでかわいいCGアニメ・・・。
孫のミークンが大好きで毎朝のように見ています。
でも、このくまさん、森の生活をなかなか賢くこなしていて
心優しく勉強家!お裁縫もお料理も、お洗濯も、なんでもこなす
すぐれもの。
Mashaはちょこまか動くちっちゃな女の子で、お転婆、いたずら好き。
森の動物たちさえも手こずるギャングチャイルド。
くまさんは、うんざりてこずりながらもまるで保護者のように面倒をみます
大人もはまる、絶妙なCGに、ロシア語?のような言葉はまるきりわからなくても
見ているだけで十分わかるし、楽しめる作品。
一度是非見てみてください。
Masha and the Bearのサイトはこちらから→https://www.youtube.com/watch?v=n-6IBMH8wic



ロシア?のアラレちゃんのようなMashaと心優しく賢いくまさんの
ユーモラスでかわいいCGアニメ・・・。
孫のミークンが大好きで毎朝のように見ています。
でも、このくまさん、森の生活をなかなか賢くこなしていて
心優しく勉強家!お裁縫もお料理も、お洗濯も、なんでもこなす
すぐれもの。
Mashaはちょこまか動くちっちゃな女の子で、お転婆、いたずら好き。
森の動物たちさえも手こずるギャングチャイルド。
くまさんは、うんざりてこずりながらもまるで保護者のように面倒をみます
大人もはまる、絶妙なCGに、ロシア語?のような言葉はまるきりわからなくても
見ているだけで十分わかるし、楽しめる作品。
一度是非見てみてください。
Masha and the Bearのサイトはこちらから→https://www.youtube.com/watch?v=n-6IBMH8wic
2014年06月26日
ききみみ・・・おねがい事の極意♪
あなたのお願いの仕方は~

最近、お店のトイレなどに書かれている言葉・・・。
●「いつもトイレをきれいに使っていただきありがとうございます」
人はありがとうという言葉に反応し、トイレを無意識にきれいに使おうと
行動するそうです。
汚されたくなかったら、
「トイレをきれいにお使いください」
という、汚すことを前提にするのではなく、
あなたならきれいに使ってくれていますよね?というプラスの伝え方、認める書き方が
効果を発揮するそうです。
●「渡辺さんにしか、頼めないことなんだけど・・・」
こんな風に言われたら、
「どんなこと?私でできれば・・・」なんて、引き受けちゃいますよね。
名指しには弱い人も多いはず・・・。
●「芝生に入るな」
と看板を立てても駄目な場合、
「芝生には入られますと農薬のにおいが付く恐れがあります」
こう書きかえると芝生の管理者側の利益ではなく、利用者側の利益になるので
芝生に入る人はいなくなるそうです。
●「勉強しなさい」
こんな切り口上に言われると、やろうと思っていた意欲より
高飛車に言われた嫌な上から目線な感覚のほうが響いて
アレルギーのようにやる気が起きないものですが
「一緒に勉強しよう!」
こう切り出されたら、お子さんもお母さんもべんきょうするんだ!
僕とおんなじ・・・とチームのように思うはずです。
人はありがとうに弱く、名前を特定してお願いされると断りにくく、
自分の利益になることはちゃんと守り、チームのように一体化すると
意欲がわいてお願いを聞き入れやすくなるそうです。
こんなところにも心理学を応用した「お願いの極意」があるんですね!

最近、お店のトイレなどに書かれている言葉・・・。
●「いつもトイレをきれいに使っていただきありがとうございます」
人はありがとうという言葉に反応し、トイレを無意識にきれいに使おうと
行動するそうです。
汚されたくなかったら、
「トイレをきれいにお使いください」
という、汚すことを前提にするのではなく、
あなたならきれいに使ってくれていますよね?というプラスの伝え方、認める書き方が
効果を発揮するそうです。
●「渡辺さんにしか、頼めないことなんだけど・・・」
こんな風に言われたら、
「どんなこと?私でできれば・・・」なんて、引き受けちゃいますよね。
名指しには弱い人も多いはず・・・。
●「芝生に入るな」
と看板を立てても駄目な場合、
「芝生には入られますと農薬のにおいが付く恐れがあります」
こう書きかえると芝生の管理者側の利益ではなく、利用者側の利益になるので
芝生に入る人はいなくなるそうです。
●「勉強しなさい」
こんな切り口上に言われると、やろうと思っていた意欲より
高飛車に言われた嫌な上から目線な感覚のほうが響いて
アレルギーのようにやる気が起きないものですが
「一緒に勉強しよう!」
こう切り出されたら、お子さんもお母さんもべんきょうするんだ!
僕とおんなじ・・・とチームのように思うはずです。
人はありがとうに弱く、名前を特定してお願いされると断りにくく、
自分の利益になることはちゃんと守り、チームのように一体化すると
意欲がわいてお願いを聞き入れやすくなるそうです。
こんなところにも心理学を応用した「お願いの極意」があるんですね!
2014年06月26日
ききみみ・・・昔話♪
ききみみあんこの今日のお話は~
油売り
むかし、江戸の町はずれで、一人の男が泣いていました。
そこへちょうど、名奉行で有名な大岡越前が通りかかったのです。

「これ、大の男が、一体何を泣いているのだ?」
越前が声をかけると、男は顔を上げて答えました。

「はい、わたしは油売りでございますが、今日の売り上げ金の
二百文をカゴの中に入れて、石の上で一休みしておりました。
ところがいつの間にか、いねむりをしてしまいました。
そして目覚めた時には、売り上げ金がすっかり消えていたのでございます」

そう言って油売りは、油の付いた手で顔をこすりながら、また泣き出しました。
その話をじっと聞いていた越前は、自分の手ぬぐいを油売りに差し出して言いました。
「ここで出会ったのも何かの縁だ。一つ、わたしが調べてあげよう。
だから泣きやんで、油だらけの手と顔を拭きなさい」
「はい、ありがとうございます。お客さまにも、
よくおつりが油で汚れていると叱られています」
「そうか。まあ、油で汚れたおつりをもらっても、気持ちの良い物ではないからな。
して、一休みしていて売り上げ金を盗られた石と言うのは、その石か?」
「はい、この石でございます」

すると越前は、腕組みをしたまましばらく考えていましたが、
やがて男に言いました。
「では、売り上げ金を盗んだのは、この石に違いない。
よし、さっそくこの石を裁きにかけよう」
越前は、おつきの者に重い石を奉行所まで運ばせると、
今から石泥棒の裁きを始めると町中にふれ回ったのです。
すると町の人たちは、珍しい裁きを見ようと、ぞくぞくと集まってきました。
「しかし大岡さまは、本当に石を裁くのだろうか?」
「もしかすると、働きすぎて頭が変になったのでは?」
間もなく、石の裁判が始まりました。
越前は、石に向かって言いました。
「そこの石よ、お前が油売りの金を盗んだであろう。正直に答えなさい」
しかし石が、返事をするわけがありません。
「どうした? 正直に白状して金を返せば、今回だけは大目に見てやるぞ」
もちろん、石は何も言いません。
「どうして何も言わない! この越前を馬鹿にするのか!」
越前が石に向かって真面目に取り調べをするので、
その様子を見ていた見物人たちは、あきれかえってくすくすくと笑いました。
すると越前は、見物人たちに怖い顔で言いました。
「裁き中に笑うとは何事だ! いま笑った者たちは、罰として三日間ろうやに入れる!」
それを聞いて、見物人たちはびっくりです。
「何とぞ、お許し下さい。今後は絶対に笑ったりしません」
それを聞いた越前は、見物人たちに言いました。
「よし、それでは今回だけは許す事にしよう。しかしその代わり、
罰金として一人十二文ずつ納めるのだ」
そして越前は、大きなうつわに水をいっぱい入れて持って来るように命じました。

「さあ、このうつわの中に、罰金を投げ込むがよい。
投げ込んだ者から順に、帰ってもよいぞ」
見物人たちは罰金を入れる為に並ぶと、一人ずつ、
そのうつわの中にお金を投げ入れたのでした。
すると五人目の男が、お金を入れた時の事です。
水の上に、ギラギラと油が浮き上がったのです。
それを見て、越前が叫びました。
「この男が泥棒だ! すぐに捕まえろ!」
五人目の男はあわてて逃げようとしましたが、
すぐに役人に捕まってしまいました。
そして役人が捕まえた男を調べると、
ふところから油の付いたお金がたくさん出てきました。
数えてみると、油の付いたお金は、うつわに入れた分を合わせて、
ちょうど二百文ありました。
越前は、油売りの男のから盗んだお金なら、
必ず油が付いていると考えてこの作戦を思いついたのです。
取り調べると、五人目の男は寝ている油売りから
売り上げ金を盗んだことを白状しました。
越前は油の付いた二百文を油売りに返すと、言いました。
「油売りよ。盗まれた金は、これで全部戻ったな。
もう悲しむ事はないぞ。それから、
泥棒を見つける協力をしてくれた石に礼を言うのじゃぞ」
「はい。ありがとうございます」
油売りは越前と石に何度も頭を下げて、帰って行きました。
「うむ。これにて、一件落着!」
おしまい
さすが大岡様!知恵のあるお裁きですね。
ところで、突然ですが水にも油にもアレルギーは起こります。
食物アレルギーはどんなものでもアレルゲンになる可能性があります。
特にあなたのお好きなもの、食べ続けているものならなおさら
アレルゲンになる可能性があります。
油売り
むかし、江戸の町はずれで、一人の男が泣いていました。
そこへちょうど、名奉行で有名な大岡越前が通りかかったのです。

「これ、大の男が、一体何を泣いているのだ?」
越前が声をかけると、男は顔を上げて答えました。

「はい、わたしは油売りでございますが、今日の売り上げ金の
二百文をカゴの中に入れて、石の上で一休みしておりました。
ところがいつの間にか、いねむりをしてしまいました。
そして目覚めた時には、売り上げ金がすっかり消えていたのでございます」

そう言って油売りは、油の付いた手で顔をこすりながら、また泣き出しました。
その話をじっと聞いていた越前は、自分の手ぬぐいを油売りに差し出して言いました。
「ここで出会ったのも何かの縁だ。一つ、わたしが調べてあげよう。
だから泣きやんで、油だらけの手と顔を拭きなさい」
「はい、ありがとうございます。お客さまにも、
よくおつりが油で汚れていると叱られています」
「そうか。まあ、油で汚れたおつりをもらっても、気持ちの良い物ではないからな。
して、一休みしていて売り上げ金を盗られた石と言うのは、その石か?」
「はい、この石でございます」

すると越前は、腕組みをしたまましばらく考えていましたが、
やがて男に言いました。
「では、売り上げ金を盗んだのは、この石に違いない。
よし、さっそくこの石を裁きにかけよう」
越前は、おつきの者に重い石を奉行所まで運ばせると、
今から石泥棒の裁きを始めると町中にふれ回ったのです。
すると町の人たちは、珍しい裁きを見ようと、ぞくぞくと集まってきました。
「しかし大岡さまは、本当に石を裁くのだろうか?」
「もしかすると、働きすぎて頭が変になったのでは?」
間もなく、石の裁判が始まりました。
越前は、石に向かって言いました。
「そこの石よ、お前が油売りの金を盗んだであろう。正直に答えなさい」
しかし石が、返事をするわけがありません。
「どうした? 正直に白状して金を返せば、今回だけは大目に見てやるぞ」
もちろん、石は何も言いません。
「どうして何も言わない! この越前を馬鹿にするのか!」
越前が石に向かって真面目に取り調べをするので、
その様子を見ていた見物人たちは、あきれかえってくすくすくと笑いました。
すると越前は、見物人たちに怖い顔で言いました。
「裁き中に笑うとは何事だ! いま笑った者たちは、罰として三日間ろうやに入れる!」
それを聞いて、見物人たちはびっくりです。
「何とぞ、お許し下さい。今後は絶対に笑ったりしません」
それを聞いた越前は、見物人たちに言いました。
「よし、それでは今回だけは許す事にしよう。しかしその代わり、
罰金として一人十二文ずつ納めるのだ」
そして越前は、大きなうつわに水をいっぱい入れて持って来るように命じました。

「さあ、このうつわの中に、罰金を投げ込むがよい。
投げ込んだ者から順に、帰ってもよいぞ」
見物人たちは罰金を入れる為に並ぶと、一人ずつ、
そのうつわの中にお金を投げ入れたのでした。
すると五人目の男が、お金を入れた時の事です。
水の上に、ギラギラと油が浮き上がったのです。
それを見て、越前が叫びました。
「この男が泥棒だ! すぐに捕まえろ!」
五人目の男はあわてて逃げようとしましたが、
すぐに役人に捕まってしまいました。
そして役人が捕まえた男を調べると、
ふところから油の付いたお金がたくさん出てきました。
数えてみると、油の付いたお金は、うつわに入れた分を合わせて、
ちょうど二百文ありました。
越前は、油売りの男のから盗んだお金なら、
必ず油が付いていると考えてこの作戦を思いついたのです。
取り調べると、五人目の男は寝ている油売りから
売り上げ金を盗んだことを白状しました。
越前は油の付いた二百文を油売りに返すと、言いました。
「油売りよ。盗まれた金は、これで全部戻ったな。
もう悲しむ事はないぞ。それから、
泥棒を見つける協力をしてくれた石に礼を言うのじゃぞ」
「はい。ありがとうございます」
油売りは越前と石に何度も頭を下げて、帰って行きました。
「うむ。これにて、一件落着!」
おしまい
さすが大岡様!知恵のあるお裁きですね。
ところで、突然ですが水にも油にもアレルギーは起こります。
食物アレルギーはどんなものでもアレルゲンになる可能性があります。
特にあなたのお好きなもの、食べ続けているものならなおさら
アレルゲンになる可能性があります。
2014年06月24日
ききみみ・・・昔話♪
ききみみあんこ今日のお話は~

幸運を招く猫
今から四百年ほどむかし。
あるボロ寺に、天極秀道というお坊さんが
住んでいました。
本当にボロ寺で、屋根は傾き、くずれた土塀(どべい)の穴から
中が丸見えでした。
それでも秀道はまったく気にせず、
迷い込んだ一匹のネコとのんびり暮らしていました。

ある年の春、秀道は寺の緑側(えんがわ)に座って、
ひざの上のネコの頭をなでながら何気なく言いました。
「『ネコの子ほども、役立たず』、という言葉があるが、
お前もそろそろ役に立つネコになってはどうじゃ?」

そのとたん、ネコはひざからピョンと飛び降りて、
「ニャーオ」
と、鳴きました。
「おや、怒ったのかい? あははははは。気にするな。
今のは冗談じゃ。お前は今のまま、役立たずでけっこう」
秀道はふたたびネコをひざに抱き上げて、
一日中ネコと一緒にひなたぼっこをしました。
それから数日後、表の方からにぎやかなウマのひづめの音が
聞こえてきました。
「おや? 客かな?」
秀道が庭(にわ)に出てみると、七、八人の狩装束をつけた侍が、
次々とウマをおりて境内(けいだい)に入ってきました。

「何か、ご用かな?」
秀道が声をかけると、その中の主人らしい侍が
ていねいに頭を下げて言いました。
「わしは、彦根(ひこね→滋賀県)城主の井伊直孝(いいなおたか)と申す。
この地方を新しく将軍さまから拝領することになったので、
遠乗りのついでに土地を見に来た。
そしてたまたま寺の前を通りかかると、ネコがわしに手招きをする。
そこでつい、立ちよったのじゃ」
「それはそれは。
こんな破れ寺に、よく立ち寄ってくださいました。
わたしはこの寺の住職で、天極秀道と申します。
ごらんの通りの貧乏暮らしで何もさしあげるものはございませんが、
せめてお茶なりともいっぷくしてください」
秀道は一行(いっこう)を居間(いま)に案内して、お茶の用意を始めました。
すると急に空がくもりだし、はげしい雷鳴とともに滝のような雨が降ってきたのです。
この寺に立ち寄らなければ、今頃はずぶぬれになっていたところです。

直孝(なおたか)は、とても喜んで、
「助かった。あのネコに招かれたおかげで、運よく雨やどりが出来た。
これも何かの巡り合わせであろう」
と、言いました。
「おそれいります。役立たずのネコにしては、上出来でした。
どうぞ雨があがりますまで、ゆっくりしていってください」
城主だというのに、とても親しみやすい直孝の態度に
秀道はすっかり感心して、心からもてなしました。
直孝の方も、貧乏寺の住職とは思えない秀道の人柄にほれこみました。
やがて雨もあがり、直孝の一行は
晴れ晴れとした気分で寺を出ていきました。
一行を見送った秀道は、すぐにネコを抱きあげて頭をなでました。

「人助けをするとは、大したやつ。
おかげでわしも、久しぶりに立派なお方と話すことが出来たぞ」
「ニャー」
ネコはうれしそうに、秀道の胸に顔をうめました。
この事がきっかけで、直孝はちょくちょくこの寺をたずねるようになりました。
そしてその度に、秀道は直孝に仏の道について語って聞かせました。
そのすぐれた秀道の知識に、直孝はとても感心して、
「これぞ、まことの高僧(こうそう)である」
と、この寺を井伊家の菩提寺としたのです。
こうして今までは荒れるにまかせていた寺は、
井伊家によって改築され、各地から次々と修行僧も集まり
寺は栄えていきました。
さて、あのネコは寺が立派になって間もなく死んでしまいました。
秀道はネコのために石碑を建てて、命日には必ず訪れたそうです。
そして直孝もネコの事が忘れられず、秀道に言いました。
「あのネコは、観音菩薩の化身にちがいない。
わしはネコに招かれたおかげでそなたに会い、
仏の道のすばらしさを学び、寺を復興(ふっこう)させる喜びまで与えてもらった。
どうだろうか、あのネコを招き観音として本堂のそばにまつってあげては」
「はい。ネコにとっても、わたしにとっても、
この上なくありがたいお言葉です」

この話しがたちまち広まり、『幸運を招くネコ』として、
お寺にお参りに来る人がますます増えたということです。
おしまい
猫好きな私にとっては鼻高々なお話ですにゃん!

幸運を招く猫
今から四百年ほどむかし。
あるボロ寺に、天極秀道というお坊さんが
住んでいました。
本当にボロ寺で、屋根は傾き、くずれた土塀(どべい)の穴から
中が丸見えでした。
それでも秀道はまったく気にせず、
迷い込んだ一匹のネコとのんびり暮らしていました。

ある年の春、秀道は寺の緑側(えんがわ)に座って、
ひざの上のネコの頭をなでながら何気なく言いました。
「『ネコの子ほども、役立たず』、という言葉があるが、
お前もそろそろ役に立つネコになってはどうじゃ?」

そのとたん、ネコはひざからピョンと飛び降りて、
「ニャーオ」
と、鳴きました。
「おや、怒ったのかい? あははははは。気にするな。
今のは冗談じゃ。お前は今のまま、役立たずでけっこう」
秀道はふたたびネコをひざに抱き上げて、
一日中ネコと一緒にひなたぼっこをしました。
それから数日後、表の方からにぎやかなウマのひづめの音が
聞こえてきました。
「おや? 客かな?」
秀道が庭(にわ)に出てみると、七、八人の狩装束をつけた侍が、
次々とウマをおりて境内(けいだい)に入ってきました。

「何か、ご用かな?」
秀道が声をかけると、その中の主人らしい侍が
ていねいに頭を下げて言いました。
「わしは、彦根(ひこね→滋賀県)城主の井伊直孝(いいなおたか)と申す。
この地方を新しく将軍さまから拝領することになったので、
遠乗りのついでに土地を見に来た。
そしてたまたま寺の前を通りかかると、ネコがわしに手招きをする。
そこでつい、立ちよったのじゃ」
「それはそれは。
こんな破れ寺に、よく立ち寄ってくださいました。
わたしはこの寺の住職で、天極秀道と申します。
ごらんの通りの貧乏暮らしで何もさしあげるものはございませんが、
せめてお茶なりともいっぷくしてください」
秀道は一行(いっこう)を居間(いま)に案内して、お茶の用意を始めました。
すると急に空がくもりだし、はげしい雷鳴とともに滝のような雨が降ってきたのです。
この寺に立ち寄らなければ、今頃はずぶぬれになっていたところです。

直孝(なおたか)は、とても喜んで、
「助かった。あのネコに招かれたおかげで、運よく雨やどりが出来た。
これも何かの巡り合わせであろう」
と、言いました。
「おそれいります。役立たずのネコにしては、上出来でした。
どうぞ雨があがりますまで、ゆっくりしていってください」
城主だというのに、とても親しみやすい直孝の態度に
秀道はすっかり感心して、心からもてなしました。
直孝の方も、貧乏寺の住職とは思えない秀道の人柄にほれこみました。
やがて雨もあがり、直孝の一行は
晴れ晴れとした気分で寺を出ていきました。
一行を見送った秀道は、すぐにネコを抱きあげて頭をなでました。

「人助けをするとは、大したやつ。
おかげでわしも、久しぶりに立派なお方と話すことが出来たぞ」
「ニャー」
ネコはうれしそうに、秀道の胸に顔をうめました。
この事がきっかけで、直孝はちょくちょくこの寺をたずねるようになりました。
そしてその度に、秀道は直孝に仏の道について語って聞かせました。
そのすぐれた秀道の知識に、直孝はとても感心して、
「これぞ、まことの高僧(こうそう)である」
と、この寺を井伊家の菩提寺としたのです。
こうして今までは荒れるにまかせていた寺は、
井伊家によって改築され、各地から次々と修行僧も集まり
寺は栄えていきました。
さて、あのネコは寺が立派になって間もなく死んでしまいました。
秀道はネコのために石碑を建てて、命日には必ず訪れたそうです。
そして直孝もネコの事が忘れられず、秀道に言いました。
「あのネコは、観音菩薩の化身にちがいない。
わしはネコに招かれたおかげでそなたに会い、
仏の道のすばらしさを学び、寺を復興(ふっこう)させる喜びまで与えてもらった。
どうだろうか、あのネコを招き観音として本堂のそばにまつってあげては」
「はい。ネコにとっても、わたしにとっても、
この上なくありがたいお言葉です」

この話しがたちまち広まり、『幸運を招くネコ』として、
お寺にお参りに来る人がますます増えたということです。
おしまい
猫好きな私にとっては鼻高々なお話ですにゃん!

2014年06月24日
ききみみ…くすぐる♪


自分でくすぐっても平気なのはどうして?
それは人間の脳には「予測する機能」があるからだそうです!
自分でくすぐるのは想定内・・・。
だから、他の人にくすぐられるのと違い
くすぐったく感じないんですね!
2014年06月21日
ききみみ…涙(笑)
爆笑!おかんメール
母からの珍メール傑作選。
本になっているんですね~!
ききみみあんこも他人ごとではありませんので、少しご紹介しま~す
◆「いま小学校、占拠しているからあんたも来なさい!」
というテロのお誘いメールは、選挙の投票日。投降するよう説得……ではなく投票に行きましょう。
◆「おじいちゃん終わった」
おじいちゃんの“手術”が“無事”に終わったということですが、省略しすぎですね。心配して待っている家族がぎょっとします。
◆「今日はあなたの好きな豚がしょうが焼くので早く帰ってきなさい。帰り道には気をつ33628073」
最後、お母さんの身に何が起こったのか!? そして食べられるのはしょうがだけか!?
母からの珍メール傑作選。
本になっているんですね~!

ききみみあんこも他人ごとではありませんので、少しご紹介しま~す

◆「いま小学校、占拠しているからあんたも来なさい!」
というテロのお誘いメールは、選挙の投票日。投降するよう説得……ではなく投票に行きましょう。
◆「おじいちゃん終わった」
おじいちゃんの“手術”が“無事”に終わったということですが、省略しすぎですね。心配して待っている家族がぎょっとします。
◆「今日はあなたの好きな豚がしょうが焼くので早く帰ってきなさい。帰り道には気をつ33628073」
最後、お母さんの身に何が起こったのか!? そして食べられるのはしょうがだけか!?
2014年06月20日
ききみみ…昔話♪
ききみみあんこの今日のお話は~
大福虫
むかしむかし、ある田舎のお話です。
町から来た人が、道に大福もちを一つ落としていきました。

「おや? おかしな物を落としていったぞ」
子どもたちが集まってきましたが、この田舎では
誰も大福もちを見た事がないので、それが食べ物だとわかりません。
子どもの一人が指でさわってみると、ぐにゃりとしています。
「うへぇー、ブヨブヨして気味が悪いな」
子どもたちが不思議がっていると、一人のお百姓さんが通りかかりました。

「おや? どうしたのだ? 何かいるのか?」
「うん。これ、何だろうと思って」
「どれどれ」
お百姓さんは大福もちを手に取ってみましたが、
お百姓さんにも何だかわかりません。
「うーん、このブヨブヨとした感触は、イモムシだな。
これはイモムシの親玉に違いない」
「なーんだ、イモムシか」
安心した子どもの一人が指で突っつくと、
中から黒いあんこが出てきました。

びっくりしたお百姓は、あわてて大福もちを投げ捨てて言いました。
「馬鹿! そんな事をして、指を食いつかれたらどうするんだ」
「でも、動かないから、死んでいるんじゃないの?」
子どもに言われて、お百姓さんが恐る恐る大福もちに近づいてみると、
破れた大福もちの皮からつぶつぶのあずきが顔をのぞかせています。
「うーん。どうやらこいつは、あずきを食う虫のようだ。
こんな大きな虫なら、せっかくの小豆をみんな食べてしまうぞ。
もう死んでいるようだが、念のために踏みつぶしておこう」

そう言ってお百姓さんは大福もちを踏みつぶすと、
たたられないように大福もちのお墓を作って、
「どうか、成仏して下さい」
と、みんなで手を合わせたそうです。
おしまい
知らないって悲しいですね!南無阿弥陀仏…大福もち
大福虫
むかしむかし、ある田舎のお話です。
町から来た人が、道に大福もちを一つ落としていきました。

「おや? おかしな物を落としていったぞ」
子どもたちが集まってきましたが、この田舎では
誰も大福もちを見た事がないので、それが食べ物だとわかりません。
子どもの一人が指でさわってみると、ぐにゃりとしています。
「うへぇー、ブヨブヨして気味が悪いな」
子どもたちが不思議がっていると、一人のお百姓さんが通りかかりました。

「おや? どうしたのだ? 何かいるのか?」
「うん。これ、何だろうと思って」
「どれどれ」
お百姓さんは大福もちを手に取ってみましたが、
お百姓さんにも何だかわかりません。
「うーん、このブヨブヨとした感触は、イモムシだな。
これはイモムシの親玉に違いない」
「なーんだ、イモムシか」
安心した子どもの一人が指で突っつくと、
中から黒いあんこが出てきました。

びっくりしたお百姓は、あわてて大福もちを投げ捨てて言いました。
「馬鹿! そんな事をして、指を食いつかれたらどうするんだ」
「でも、動かないから、死んでいるんじゃないの?」
子どもに言われて、お百姓さんが恐る恐る大福もちに近づいてみると、
破れた大福もちの皮からつぶつぶのあずきが顔をのぞかせています。
「うーん。どうやらこいつは、あずきを食う虫のようだ。
こんな大きな虫なら、せっかくの小豆をみんな食べてしまうぞ。
もう死んでいるようだが、念のために踏みつぶしておこう」

そう言ってお百姓さんは大福もちを踏みつぶすと、
たたられないように大福もちのお墓を作って、
「どうか、成仏して下さい」
と、みんなで手を合わせたそうです。
おしまい
知らないって悲しいですね!南無阿弥陀仏…大福もち
2014年06月19日
ききみみ・・・昔話♪
ききみみあんこの今日のお話は~
釣り船 清次
むかし、江戸の海辺にある古長屋に、清次(せいじ)という
漁師が住んでいました。

清次は海に乗り合いの釣り舟を出して暮しをたてていましたが、
お客のない時は自分で魚を釣って売っていました。
ある日の事、その日はお客がなかったので、清次は朝早くから沖へ舟を出して
キスと言う魚を百匹ばかり釣りあげました。

そして、港に帰ってくると、
「ほほう。これは見事なキスじゃな。一匹、おれにくれぬか」
と、えりの立った衣を着た大男が、長いひげをなでながら言いました。
「はっ、はい」
清次が魚を手渡すと、何と男は大きな口を開けてその魚を生のまま
パクリと一口で食べてしまったのです。
「・・・!」
びっくりした清次がぽかんと口を開けていると、男がたずねました。
「お前の名は、何というんじゃ」
「はっ、はい。せっ、せっ、清次と申します」
「そうか。実はわしは、みんなにきらわれておる疫病神(やくびょうがみ)だ。

だがお前は、そんなわしに親切にしてくれた。
こんな事は、初めてだ。
魚をもらった礼に、良い事を教えてやろう。
よく聞いておけよ。
『釣り舟 清次』と書いた紙を家の戸口に貼っておけば、
わしはその家には決して入らないし、もし入っていてもすぐに出て行くだろう」
「ほっ、本当ですか! ありがとうございます」
疫病神が決して来ないなんて、こんな良い事はありません。
清次が頭を深々と下げると、疫病神はもうどこにもいませんでした。
家に帰った清次は、さっそくこの不思議な話を家族や
長屋の人たちにしました。
それからしばらくたった、ある日の事です。
長屋の奥に住む藤八(とうはち)のおかみさんが、
はやり病にかかって苦しみ出したのです。

藤八は清次の話を思い出すとすぐに清次の家に行って、
『釣り舟清次』と紙に書いてくれと頼みました。
そしてその紙を自分の家の戸口に貼り付けると、
不思議な事におかみさんの病はすでに治っていたのです。
「清次さんよ、わしにも書いておくれ」
「わたしにも書いてくだされ。お金なら、たんと払いますので」
うわさを聞いた人たちが、ひっきりなしに清次の家へやって来るようになりました。
それから清次は釣り舟を出すのをやめて、
毎日毎日『釣り舟清次』という字を紙に書いて、
疫病除けのお札をつくるようになったという事です。

おしまい
誰にでも親切にしておくものですね・・・。
釣り船 清次
むかし、江戸の海辺にある古長屋に、清次(せいじ)という
漁師が住んでいました。

清次は海に乗り合いの釣り舟を出して暮しをたてていましたが、
お客のない時は自分で魚を釣って売っていました。
ある日の事、その日はお客がなかったので、清次は朝早くから沖へ舟を出して
キスと言う魚を百匹ばかり釣りあげました。

そして、港に帰ってくると、
「ほほう。これは見事なキスじゃな。一匹、おれにくれぬか」
と、えりの立った衣を着た大男が、長いひげをなでながら言いました。
「はっ、はい」
清次が魚を手渡すと、何と男は大きな口を開けてその魚を生のまま
パクリと一口で食べてしまったのです。
「・・・!」
びっくりした清次がぽかんと口を開けていると、男がたずねました。
「お前の名は、何というんじゃ」
「はっ、はい。せっ、せっ、清次と申します」
「そうか。実はわしは、みんなにきらわれておる疫病神(やくびょうがみ)だ。

だがお前は、そんなわしに親切にしてくれた。
こんな事は、初めてだ。
魚をもらった礼に、良い事を教えてやろう。
よく聞いておけよ。
『釣り舟 清次』と書いた紙を家の戸口に貼っておけば、
わしはその家には決して入らないし、もし入っていてもすぐに出て行くだろう」
「ほっ、本当ですか! ありがとうございます」
疫病神が決して来ないなんて、こんな良い事はありません。
清次が頭を深々と下げると、疫病神はもうどこにもいませんでした。
家に帰った清次は、さっそくこの不思議な話を家族や
長屋の人たちにしました。
それからしばらくたった、ある日の事です。
長屋の奥に住む藤八(とうはち)のおかみさんが、
はやり病にかかって苦しみ出したのです。

藤八は清次の話を思い出すとすぐに清次の家に行って、
『釣り舟清次』と紙に書いてくれと頼みました。
そしてその紙を自分の家の戸口に貼り付けると、
不思議な事におかみさんの病はすでに治っていたのです。
「清次さんよ、わしにも書いておくれ」
「わたしにも書いてくだされ。お金なら、たんと払いますので」
うわさを聞いた人たちが、ひっきりなしに清次の家へやって来るようになりました。
それから清次は釣り舟を出すのをやめて、
毎日毎日『釣り舟清次』という字を紙に書いて、
疫病除けのお札をつくるようになったという事です。
おしまい
誰にでも親切にしておくものですね・・・。

2014年06月19日
2014年06月19日
ききみみ・・・子育て♪
子育てをしていた年齢からしば~らくたって、
今や孫育てにかかわる今日この頃・・・。

こんな疑問提起が目に留まりました。
共稼ぎの家庭の子供はかわいそう?

専業主婦の家庭の子供はかわいそう?

どちらも疑問形な問いかけです・・・。
これを読んでくださったあなたはどう思われますか?
「共稼ぎの家庭の子供はかわいそう?」でしょうか・・・。
私自身は図書館司書であった母が休みの日も華道の先生を
していたため、当然母は働いているのが当たり前の家庭で
おばあちゃん子として育てられました。
母の帰りをひたすら楽しみに待つ毎日を、寂しさがなかったとは
言いませんが、子供心に「自分はかわいそうな子供だ」と
思ったことは一度もありませんでした。
3歳神話と言って、子供は3歳までは母親のそばで育てられるべき!
なんて考え方もあります。
でも、その家庭の事情を子供はちゃんと感じ取るし、
長い時間一緒にいればいいというものでもないことを
私は母のおおらかで、それでいて厳しい愛情から体感していました。

もうひとつ、
専業主婦に育てられた子供はかわいそう?
この意見ですが、世間と繋がる機会が少ない母親に育てられたのでは
広い視野で情報を受け取り、身につけることができないから
「かわいそう!」なのだそうです。
これも偏った考えのように私は思います。
ネット社会の今、家庭にいても得ようとすれば情報は共有できますし
ママ友同士の情報網はある意味世界を席巻している場合もあるのです。
要は、その子供がどんなふうに感じて、
どんな生きる脚本を自分のために書き上げていくか、なのだと思います。
ただ、許されるなら色々な年代の人間とかかわらせてあげたい!と私は思います。
それは、その経験が大人になった時の自分を認められる行為や
コミュニケーション能力に大きく影響するからです。

周りの大人達は、サポートもしないのに、「~であるべき」という固執した概念を
押し付けないように、おおらかに子育てを見守ってあげたいものです。
今や孫育てにかかわる今日この頃・・・。

こんな疑問提起が目に留まりました。
共稼ぎの家庭の子供はかわいそう?

専業主婦の家庭の子供はかわいそう?

どちらも疑問形な問いかけです・・・。
これを読んでくださったあなたはどう思われますか?
「共稼ぎの家庭の子供はかわいそう?」でしょうか・・・。
私自身は図書館司書であった母が休みの日も華道の先生を
していたため、当然母は働いているのが当たり前の家庭で
おばあちゃん子として育てられました。
母の帰りをひたすら楽しみに待つ毎日を、寂しさがなかったとは
言いませんが、子供心に「自分はかわいそうな子供だ」と
思ったことは一度もありませんでした。
3歳神話と言って、子供は3歳までは母親のそばで育てられるべき!
なんて考え方もあります。
でも、その家庭の事情を子供はちゃんと感じ取るし、
長い時間一緒にいればいいというものでもないことを
私は母のおおらかで、それでいて厳しい愛情から体感していました。

もうひとつ、
専業主婦に育てられた子供はかわいそう?
この意見ですが、世間と繋がる機会が少ない母親に育てられたのでは
広い視野で情報を受け取り、身につけることができないから
「かわいそう!」なのだそうです。
これも偏った考えのように私は思います。
ネット社会の今、家庭にいても得ようとすれば情報は共有できますし
ママ友同士の情報網はある意味世界を席巻している場合もあるのです。
要は、その子供がどんなふうに感じて、
どんな生きる脚本を自分のために書き上げていくか、なのだと思います。
ただ、許されるなら色々な年代の人間とかかわらせてあげたい!と私は思います。
それは、その経験が大人になった時の自分を認められる行為や
コミュニケーション能力に大きく影響するからです。

周りの大人達は、サポートもしないのに、「~であるべき」という固執した概念を
押し付けないように、おおらかに子育てを見守ってあげたいものです。
Posted by ききみみあんこ at
11:25
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