2014年10月31日
ききみみ・・・昔話♪
ききみみあんこの今日のお話は~
むかしむかし、ある村に、
人を化かしていたずらをするキツネがいました。

村人たちの中には、ドロのだんごを食べさせられたという人や、
お風呂だと言われてこやしのおけに入れられた人など、
色々ないたずらをされる人がふえてきました。
そこで、村人たちは、
「なんとかしてキツネをこらしめ、
いたずらをやめさせなければいけない」
と、言い出しました。
それには、おこんギツネというキツネの親分を
つかまえなくてはいけないのですが、
そのキツネはかしこくて、なかなか捕まりません。

すると、ある若者が、
「今度の盆踊りで化け比べをすれば、
化けるのが好きなおこんギツネは、きっと出てくるよ」
と、言いました。
おこんギツネをおびき出すために、
今年の盆踊りでは特別に工夫をこらして、
いろいろな姿に化けて踊って一番うまく化けた者には
ほうびをやろうというのでした。
「ほう、それはおもしろい」
と、みんなは賛成しました。
そこで踊りに出る人たちは、こっそりいろんな用意をしました。
そしていよいよ盆踊りの夜、
村人たちは森のおみやの前の広場に集まりました。
たいこがなりひびき、歌声が流れていきます。
♪よいやさ、よいやさ。
♪よいやさ、よいやさ。

みんなは輪になって、グルグルと踊りまわっています。
カゴを背負った、花売り娘。
槍をかついだ、やっこさん。
美しい、お姫さま。
ひょっとこのお面の男。
ひげを生やしたお侍。
お坊さん、赤鬼、金太郎など。
色々な姿に変装した、踊り手たちがいます。
その向こうには、ごほうびにもらうお酒の樽や
焼き鳥のごちそうなどが、たくさん並べてあります。
踊りまわるうちに、お姫さまとひょっとこがぶつかったり、
お侍が転んだひょうしに立派な口ひげを落としたりして、
見物している人たちはドッと笑い転げています。
するといつのまにか踊りの輪の中に、
立派な若いお侍の姿をした踊り手がまじっていました。
「ほう、見事な若侍じゃな」
「うん、大した若侍じゃ」
と、みんながほめます。
それに踊る手ぶりや体の動かし方が、なかなか見事です。
やがて夜もふけたころ、たいこの音もやみ、
踊り手たちの輪もとけて盆踊りが終わりました。
みんなはまわりのむしろの上に座って、ホッと汗をふいています。
「さあ、だれが一番うまく化けて、うまく踊ったかな」
見物していた人たちが、
一番良いと思った人を決める事になりました。
やっこさん、お姫さま、ひょっとこも、人気がありましたが、
一番になったのはあの若侍の踊りでした。
「ほんとに、見事じゃったのう」
ごほうびのお酒を入れた樽が、若侍の前に並べられました。

もちろん、食べきれないほどのごちそうも出されました。
「そら、お祝いじゃ。飲め、飲め、いくらでも飲め」
たくさんの酒をすすめられた若侍は、
たちまち酔っぱらってしまいました。
そして、ゴロンと横になりました。
すると体の後ろの方から、長い尻尾がポックリと出てきました。
「ほれ、あれあれ、あの尻尾は、キツネだぞ」
「やっぱり、キツネのおこんじゃ」
そこでみんなはしめたとばかりにキツネのおこんを捕まえて、
なわでしばってしまいました。

「さあ、おこん。もう逃げられないぞ、覚悟しろ!」
「いたずら者の尻尾を、切ってやる!」
おこんギツネは、すっかりキツネの姿に戻って、
「尻尾ばかりは、ごかんべんを。尻尾は、キツネの宝物です。
どうか、許してください。コーン、コーン」
と、頭を下げました。
「では、もういたずらはしないか?」
「はいはい、もう二度といたしません。コーン、コーン」
おこんギツネは、一生懸命にあやまりました。
そこでみんなは尻尾を切るのをやめて、
なわをといてやりました。

喜んだおこんギツネは何度もお礼をいって、
頭と尻尾をフリフリ、森の奥へ逃げていきました。
コーン、コーン
おしまい
むかしむかし、ある村に、
人を化かしていたずらをするキツネがいました。

村人たちの中には、ドロのだんごを食べさせられたという人や、
お風呂だと言われてこやしのおけに入れられた人など、
色々ないたずらをされる人がふえてきました。
そこで、村人たちは、
「なんとかしてキツネをこらしめ、
いたずらをやめさせなければいけない」
と、言い出しました。
それには、おこんギツネというキツネの親分を
つかまえなくてはいけないのですが、
そのキツネはかしこくて、なかなか捕まりません。

すると、ある若者が、
「今度の盆踊りで化け比べをすれば、
化けるのが好きなおこんギツネは、きっと出てくるよ」
と、言いました。
おこんギツネをおびき出すために、
今年の盆踊りでは特別に工夫をこらして、
いろいろな姿に化けて踊って一番うまく化けた者には
ほうびをやろうというのでした。
「ほう、それはおもしろい」
と、みんなは賛成しました。
そこで踊りに出る人たちは、こっそりいろんな用意をしました。
そしていよいよ盆踊りの夜、
村人たちは森のおみやの前の広場に集まりました。
たいこがなりひびき、歌声が流れていきます。
♪よいやさ、よいやさ。
♪よいやさ、よいやさ。

みんなは輪になって、グルグルと踊りまわっています。
カゴを背負った、花売り娘。
槍をかついだ、やっこさん。
美しい、お姫さま。
ひょっとこのお面の男。
ひげを生やしたお侍。
お坊さん、赤鬼、金太郎など。
色々な姿に変装した、踊り手たちがいます。
その向こうには、ごほうびにもらうお酒の樽や
焼き鳥のごちそうなどが、たくさん並べてあります。
踊りまわるうちに、お姫さまとひょっとこがぶつかったり、
お侍が転んだひょうしに立派な口ひげを落としたりして、
見物している人たちはドッと笑い転げています。
するといつのまにか踊りの輪の中に、
立派な若いお侍の姿をした踊り手がまじっていました。
「ほう、見事な若侍じゃな」
「うん、大した若侍じゃ」
と、みんながほめます。
それに踊る手ぶりや体の動かし方が、なかなか見事です。
やがて夜もふけたころ、たいこの音もやみ、
踊り手たちの輪もとけて盆踊りが終わりました。
みんなはまわりのむしろの上に座って、ホッと汗をふいています。
「さあ、だれが一番うまく化けて、うまく踊ったかな」
見物していた人たちが、
一番良いと思った人を決める事になりました。
やっこさん、お姫さま、ひょっとこも、人気がありましたが、
一番になったのはあの若侍の踊りでした。
「ほんとに、見事じゃったのう」
ごほうびのお酒を入れた樽が、若侍の前に並べられました。

もちろん、食べきれないほどのごちそうも出されました。
「そら、お祝いじゃ。飲め、飲め、いくらでも飲め」
たくさんの酒をすすめられた若侍は、
たちまち酔っぱらってしまいました。
そして、ゴロンと横になりました。
すると体の後ろの方から、長い尻尾がポックリと出てきました。
「ほれ、あれあれ、あの尻尾は、キツネだぞ」
「やっぱり、キツネのおこんじゃ」
そこでみんなはしめたとばかりにキツネのおこんを捕まえて、
なわでしばってしまいました。

「さあ、おこん。もう逃げられないぞ、覚悟しろ!」
「いたずら者の尻尾を、切ってやる!」
おこんギツネは、すっかりキツネの姿に戻って、
「尻尾ばかりは、ごかんべんを。尻尾は、キツネの宝物です。
どうか、許してください。コーン、コーン」
と、頭を下げました。
「では、もういたずらはしないか?」
「はいはい、もう二度といたしません。コーン、コーン」
おこんギツネは、一生懸命にあやまりました。
そこでみんなは尻尾を切るのをやめて、
なわをといてやりました。

喜んだおこんギツネは何度もお礼をいって、
頭と尻尾をフリフリ、森の奥へ逃げていきました。
コーン、コーン
おしまい
2014年10月31日
ききみみ・・・こんな記事見つけました!
初対面の相手の本性を、少しでも正確に知るためには
どうしたらいいのだろう?
心理学者の内藤誼人先生に聞いてみた。
「会話や物腰などから得られる第一印象も大切ですが、
それで不十分なのであれば、顔の左半分に注目してみてください。
人の内面は、顔の左半分に表れるというデータがありますから」
人の感情は、顔の右側と左側で表れ方が違うのだと内藤先生は語る。
これはイギリスの心理学者によって実証されている事実だという。
「バンゴール大学の心理学者アレックス・ジョーンズ氏が、
同一人物の顔を左から撮ったものと右から撮ったもの、
2種類の写真を用意し、
面識のない被験者にそれぞれ“この人物の性格をどうイメージするか?”と
アンケートを取っているんです。

被写体となった人物にはあらかじめ精緻な性格テストを実施し、
実際の性格を測定。
そして両結果の答え合わせをするという実験を複数回繰り返したところ、
顔の右側の写真の正解率が50%、
左側の写真が63%と明確な差が表れたそうなのです」
見知らぬ人物の性格を写真から想像し、
実際の性格と照らし合わせるというユニークなこの実験。
それにしてもなぜ、
左側の表情の方がより正確にその人物の内面を読み取れるのだろう?
「人間の脳は、左脳が言語を、右脳が感覚や感情を司っており、
これが体内でクロスして影響を表出させるというのは有名な仮説ですよね。
ジョーンズ氏の調査はこの説に基づいて行われたもので、
結果的に人の本音や内面が顔の“左側”に
表れやすいという事実が実証されたわけです」

もっとも、最近では右脳・左脳の働きについて異なる説もある。
貴重な出会いをムダにしないための、1つの参考として覚えておくといいだろう。
(友清 哲)
取材協力・関連リンク
ですって!左側、念入りにお化粧しなくちゃ!
どうしたらいいのだろう?
心理学者の内藤誼人先生に聞いてみた。
「会話や物腰などから得られる第一印象も大切ですが、
それで不十分なのであれば、顔の左半分に注目してみてください。
人の内面は、顔の左半分に表れるというデータがありますから」
人の感情は、顔の右側と左側で表れ方が違うのだと内藤先生は語る。
これはイギリスの心理学者によって実証されている事実だという。
「バンゴール大学の心理学者アレックス・ジョーンズ氏が、
同一人物の顔を左から撮ったものと右から撮ったもの、
2種類の写真を用意し、
面識のない被験者にそれぞれ“この人物の性格をどうイメージするか?”と
アンケートを取っているんです。

被写体となった人物にはあらかじめ精緻な性格テストを実施し、
実際の性格を測定。
そして両結果の答え合わせをするという実験を複数回繰り返したところ、
顔の右側の写真の正解率が50%、
左側の写真が63%と明確な差が表れたそうなのです」
見知らぬ人物の性格を写真から想像し、
実際の性格と照らし合わせるというユニークなこの実験。
それにしてもなぜ、
左側の表情の方がより正確にその人物の内面を読み取れるのだろう?
「人間の脳は、左脳が言語を、右脳が感覚や感情を司っており、
これが体内でクロスして影響を表出させるというのは有名な仮説ですよね。
ジョーンズ氏の調査はこの説に基づいて行われたもので、
結果的に人の本音や内面が顔の“左側”に
表れやすいという事実が実証されたわけです」

もっとも、最近では右脳・左脳の働きについて異なる説もある。
貴重な出会いをムダにしないための、1つの参考として覚えておくといいだろう。
(友清 哲)
取材協力・関連リンク
ですって!左側、念入りにお化粧しなくちゃ!