2015年07月31日
【大人に都合がイイだけ?「おとなしくて育てやすい子」に潜む危険!】ききみみあんこのこんな記事見つけました!

大人に都合がイイだけ?「おとなしくて育てやすい子」に潜む危険!
コラム
2015/7/31 07:50 - It Mama
抱きながらやっと寝てくれたと思って、ベットにおろした途端に泣く子ども。
「そんなことばかりしていると抱き癖が付いちゃうわよ」と
姑から注意されました。
でも、泣いていのるに抱いてやらないと
“サイレントベビー”になってしまう危険もあるんです。
そこで今日は、
『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が、
抱き癖についてお話したいと思います。
■抱っこしてあげないと「サイレントベビー」になる!?
10ヶ月もの間、子宮内で守られていた赤ちゃん。
この世に生まれて目にするもの、触れるもの、全て初体験です。
未知との戦いで不安感一杯。自分の命を守るため、
おっぱいが足りない、眠い、オムツが濡れている、
全身の力を振り絞りオギャーオギャーと泣きます。
ママが寝ていようが、食事をしていようがトイレに入っていようが
相手の状況を考えず、お構いなしにママのペースをかき乱す存在です。
ところが、家業が忙しくて泣いても放っておく、泣いていても知らん振り、
無関心な態度を続けていると、赤ちゃんは「泣いても無駄だ」と悟ります。
諦めてしまい段々と静かになります。
言葉にはまだ出せませんが「騒いで見捨てられたら大変だ」と思っています。
小さいながら「ママを困らせないように、
愛されるためには自己主張しない方が賢明だ」と考えるようになるのです。
泣いたり、笑ったりしない無表情で静かな赤ちゃん
“サイレントベビー”になってしまうのです。

■「泣かない子=育てやすい子」と勘違いしないで
もちろん、生まれつきの気質で“育てやすい子”“育てにくい子”はあります。
また同じ状況でも呑気な適当ママだったら
「子どもが泣くのは当たり前」と堂々と構え、
そもそも“育てにくい子”とは感じないかもしれません。
反対に几帳面な完璧主義のママだったら、ことが自分の思うように進まない、
自分のペースを乱す子どもに対し“育てにくい子”と感じるかもしれません。
でも、ネグレクトに近い状態で子どもの要求に応じなかった場合、
静かな赤ちゃんになります。
1歳になっても2歳になっても子どもらしく親の愛情を得ようと、
ワーワー泣いたり我儘を言ったり、子ども本来の素直な要求を出さないようになります。
そして、ママは「あまり泣かないからうちの子育てやすいわ」
「我儘を言わない素直な子」と勘違いしてしまうのです。
思春期以降、
荒れる子どもに「小さい頃、育てやすかったあんないい子がどうして……」のような
反抗的な態度をとることがあります。
それは乳幼児期に自己主張できなかったツケです。
幼い頃、満たされなかった愛情を満たそうとあれやこれやと攻撃し、
引き籠もって親を困らせたり、暴力をふるうこともあります。
でも、その時になって過ぎ去った時間を巻き戻しすることは出来ません。

いかがでしたか。
泣いた時にしっかり抱っこしてもらった子は
基本的安心感を得ることが出来ます。
たっぷり愛情をかけられていた経験をしている子は
ママの姿が見えなくても「今はトイレに行っているだけ」、
保育園に預けても「必ず迎えに来る」ことを知っているのです。
だから、ひとりで遊んだり、保育時間を心が安定して過ごすことが出来るのです。
泣いて直ぐ抱っこしたからといって、抱き癖なんてつきませんよ。
子どもが求めたらドンドン抱っこしてあげましょう。