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2014年03月07日

ききみみ…節気!

啓蟄も過ぎたのにこの寒さ!

虫も這いだせないで困っているでしょうね~顔07

啓蟄は雨水の次にくる二十四節気のひとつ


この頃を表す七十二候には


蟄虫啓戸(すごもり、むし、とをひらく)




桃始笑(もも、はじめてさく)




菜虫化蝶(なむし、ちょうとなる)



上記の言葉のとおり、

地中から虫が出てき始め、やがて桃の花が咲き

青虫は紋白蝶に羽化し春本番へと季節は移ろう…
ということになっているんですが顔07
まだまだ、春はとおいですね!
  


Posted by ききみみあんこ at 18:28Comments(0)日々思うこと

2014年03月07日

ききみみ…昔話♪

今日のお話は~~~~

運のいい鉄砲うち

 むかしむかし、あるところに、鉄砲うち(りょうし)がいました。
 

あるとき、鉄砲うちが山へでかけるしたくをして、家を出ようとすると、
手がすべって、だいじな鉄砲を石の上におとしてしまいました。


「ああ、鉄砲のさきが、まがってしまったわい。
・・・まあ、鉄砲のさきがまがっても、なにかとれるだべ」
と、猟にでかけました。
 

山には、池がありました。
 池にはカモがいて、あちこちで羽を休めていました。




「ひい、ふう、みい・・・」
 かぞえていくと、ぜんぶで十六わ。
 そこで鉄砲うちが、一わでもとれればいいとおもって、
一発、ズドーンとうつと、鉄砲の玉はジグザグにとんでいって、
全部のカモにあたったあげく、石がきにガキーンとはねかえって、やぶへ飛び込んででいきました。


「こりゃあ、大猟だ。まがったてっぽうのおかげで、たいしたもうけができたわい」
 

鉄砲うちは、ジャブジャブと池に入って、
十六わのカモを残らずつかまえ、岸にあがりました。
 すると、ふんどしのあたりが、いやにムズムズします。
「なんだべ?」
 ふんどしをみると、大きなウナギとナマズが三匹ずつ、あばれていました。

 わらぐつのなかもムズムズするので、ぬいでみると、カニやドジョウがでてきました。









「今日は、もういいや。帰るべえ」
 鉄砲うちがひきあげようとすると、やぶで、なにかがあばれています。
 みると、石がきにはねかえった玉で、おしりに怪我をしたクマが、
苦しまぎれに土をひっかいていました。



 クマがひっかいた穴には、おいしそうな山イモがのぞいています。




「ついでに、これもとっていくべえ」
 てっぽううちは、山イモと、クマと、カニとドジョウと、ナマズとウナギと、
十六わのカモをせおって、あせだくでやま山をおりていきました・・・とさ。

おしまい

こんな幸運、一生に一度あるか?でしょうね顔02
  


Posted by ききみみあんこ at 09:57Comments(0)むかしばなし