2015年11月21日
【「いい子」の抱えるストレスとは? 】ききみみあんこのこんな記事見つけました!

「いい子」の抱えるストレスとは?
親が敷くレールにおとなしく乗っている子を
「いい子」と思っていませんか?
「いい子」でいることに疲れて無気力になったり、
生きる自信を無くす場合があります。
「いい子」の思わぬ落とし穴を考えてみましょう。
執筆者:鈴木 牧子
親からのストレスを抱える子
お風呂に入って語り合う親子
子どもの本音を聴けていますか?
ゆったりした気持の時間を楽しみましょう。
Q:幼稚園の懇談で先生から子どもの態度で注意を受けました。
イライラしていて協調性が無いとか、友達との付き合いが下手、
カッとなって攻撃的な行動をよくすると言われました。
家では親のいいつけに素直に従っていてとてもいい子です。
子どもに先生から注意されたことを聞いても
「そんなことはしてない」と言います。
うちの子に限って、そんなことありえないと思っていたのでショックです。
親と他人への態度が違う子
A:親の言うことを良く守る「いい子」だと思っていたのに、
先生から注意を受けたことでさぞ驚かれていることでしょう。
この機会に、親としてどのように子どもに接してきたのかを
見直す良い機会と捉えてみませんか?
親の思い描く理想像へとレールを敷き、そこから子どもが
外れないよう「子どものため!」と言いながら、
親の都合で厳しくしつけていることがあります。
こんなことしていませんか?
・「命令」「指図」
早くしなさい、ノロノロしない!など日常生活の全てに対して
管理統率して、子どもを怖がらせてでも言う事を聞かせようとします。
・「禁止」
子どもの興味や行動しようとすることに、あれはダメ、
これもダメ、触ってはダメ、騒いではダメと禁止します。
子どもの好奇心は困ったことばかりと捉え、
禁止するのが親の役目と思っています。
・「容認できない」
無邪気な子どもらしさを受け入れられずに、
早くから大人のようにさせたいと、監視の目を光らせます。
・「努力の強要」
しっかりやりなさい!負けるな、頑張れ!と子どもを追い立てるなど、
親の期待を押し付けます。
親の願望や世間体を気にする事が前面に出ています。
子どもは親に愛されたい
子どもは親に愛されたい、自分を認めてもらいたいと思い
「いい子」を目指しているのですが、現実にはなかなか
上手くはできません。
親が望む「いい子」になれずに自分を否定的に「愛される資格のない子」と
捉えるとストレスを抱えてしまいます。
親の目の届かない所で日常されている「命令」「指図」「禁止」を
自分より弱い相手に向けて発散して心のバランスをとろうとします。
「いい子」の条件を満たせないあなたでも
「そのままのあなたで大好き」というメッセージを伝えましょう。
家庭をリラックスできる場にしよう
寝る前の親子のおしゃべり
今日はねー面白いもの見つけたんだ!
すっごく楽しかったんだよ。
家で緊張しているために、外で自由気ままに振舞う子どもが
増えているようです。
親の期待する「いい子」を演じている場合、期待に逆らえないと
諦めている場合があります。
いつも管理下に置かれついに我慢の限界が来た学童期や思春期には、
自暴自棄になる場合や自制がきかないほどの攻撃的態度や心を
開かなくなるなどの問題行動に発展します。
子どもにしてあげたい親の役目
生き生きと「自分らしさ」を出せるように心がけたいポイントです。
・自分の気持ちを大切にする
・自分の気持ちから行動していることを褒めてあげる
・成功も失敗も体験することの大切さを伝える
・子どもの試行錯誤を先回りして援助しない、見守る忍耐力を親がもつ
年齢が小さくても本人が生き生きと興味が持てること、
好きなことを自分で選んで行動ができるように見守りましょう。
たとえ些細なことでも自らの行動の積み重ねが「自信」や
「生きる力」を育てます。
子どもが試行錯誤しながらやり抜くのを見守るのはとても難しことですが、
親も子どもと同じように失敗しながら何度でも練習したいですね。
子どもを1人の人間として尊重し、支配者になっていないか?
チェックをしてみましょう。
自分の失敗談など話せるような温かい雰囲気は子どもが安心できる家庭です。