2015年08月01日
ききみみあんこの百物語♪
ききみみあんこ今夜の百物語は・・・
![](//img01.i-ra.jp/usr/k/i/k/kikimimianko/%E8%A0%9F%E7%87%AD_16.jpg)
朝顔
むかしむかし、江戸に、岡田弥八郎(おかだやはちろう)という
侍(さむらい)が住んでいました。
弥八郎(やはちろう)には、ただ一人の娘がいて、
その名をしずと言います。
しずは朝顔の花が大好きで、
十四才の時に朝顔のつぼみを見つけて、こんな歌をつくりました。
![](//img01.i-ra.jp/usr/k/i/k/kikimimianko/%E6%AD%8C.gif)
♪いかならん
♪色に咲くかと
♪あくる夜を
♪まつのとぼその
♪朝顔の花
父はこの歌をたんざくに書いて、妻に見せました。
「あの小さな胸に、
どんな色に花が咲くであろうと、次の朝を待つ心じゃ」
「はい、まこと素直に、うたわれております」
ところが娘のしずは、この年の冬にかぜをこじらせて、
そのまま死んでしまったのです。
![](//img01.i-ra.jp/usr/k/i/k/kikimimianko/%E6%AD%BB.gif)
残された父と母は、とても悲しみました。
さて、夏も近いある日の事。
母が何げなく娘の手箱(てばこ→小物入れ)を開けてみると、
中には小さな紙包みがいくつも入っていました。
そしてどの包みにも細いきれいな字で、
桃色、空色、しぼり(→青色の一種)、などと、
色の名が書きしるされていました。
一色ずつ紙にていねいに包んだ、その色の朝顔のタネです。
(ああ、娘はこのタネをまいて、
それぞれの色の美しい花の咲くのを、どれほど見たかった事でしょう)
そう思うと母はたまらなく、せつなくなりました。
「そうだわ。せめてこのタネをまいて、娘をとむらいましょう」
母は庭に、その朝顔のタネをまきました。
日がたってつるがのび、やがてつぼみがつきました。
ある夏の朝、
弥八郎(やはちろう)を仕事に送り出した母は、
ふと庭の朝顔を見ました。
すると美しい一輪の花がパッと咲いていて、
その花のそばに娘のしずが立っているではありませんか。
「おおっ。しず、しずかい?」
母が思わず声をかけると、
娘はうれしそうにニッコリほほ笑み、そして小さな声で、
![](//img01.i-ra.jp/usr/k/i/k/kikimimianko/%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%8C.gif)
「お花を、ありがとう」
と、言って、そのままスーッと消えてしまいました。
夕方になって父の弥八郎(やはちろう)が帰って来た時、
夕方にはしぼむはずの朝顔は、まだ美しい色で咲いていたという事です。
![](//img01.i-ra.jp/usr/k/i/k/kikimimianko/%E6%88%90%E4%BB%8F.gif)
おしまい
![](http://img01.i-ra.jp/usr/k/i/k/kikimimianko/%E8%A0%9F%E7%87%AD_16.jpg)
朝顔
むかしむかし、江戸に、岡田弥八郎(おかだやはちろう)という
侍(さむらい)が住んでいました。
弥八郎(やはちろう)には、ただ一人の娘がいて、
その名をしずと言います。
しずは朝顔の花が大好きで、
十四才の時に朝顔のつぼみを見つけて、こんな歌をつくりました。
![](http://img01.i-ra.jp/usr/k/i/k/kikimimianko/%E6%AD%8C.gif)
♪いかならん
♪色に咲くかと
♪あくる夜を
♪まつのとぼその
♪朝顔の花
父はこの歌をたんざくに書いて、妻に見せました。
「あの小さな胸に、
どんな色に花が咲くであろうと、次の朝を待つ心じゃ」
「はい、まこと素直に、うたわれております」
ところが娘のしずは、この年の冬にかぜをこじらせて、
そのまま死んでしまったのです。
![](http://img01.i-ra.jp/usr/k/i/k/kikimimianko/%E6%AD%BB.gif)
残された父と母は、とても悲しみました。
さて、夏も近いある日の事。
母が何げなく娘の手箱(てばこ→小物入れ)を開けてみると、
中には小さな紙包みがいくつも入っていました。
そしてどの包みにも細いきれいな字で、
桃色、空色、しぼり(→青色の一種)、などと、
色の名が書きしるされていました。
一色ずつ紙にていねいに包んだ、その色の朝顔のタネです。
(ああ、娘はこのタネをまいて、
それぞれの色の美しい花の咲くのを、どれほど見たかった事でしょう)
そう思うと母はたまらなく、せつなくなりました。
「そうだわ。せめてこのタネをまいて、娘をとむらいましょう」
母は庭に、その朝顔のタネをまきました。
日がたってつるがのび、やがてつぼみがつきました。
ある夏の朝、
弥八郎(やはちろう)を仕事に送り出した母は、
ふと庭の朝顔を見ました。
すると美しい一輪の花がパッと咲いていて、
その花のそばに娘のしずが立っているではありませんか。
「おおっ。しず、しずかい?」
母が思わず声をかけると、
娘はうれしそうにニッコリほほ笑み、そして小さな声で、
![](http://img01.i-ra.jp/usr/k/i/k/kikimimianko/%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%8C.gif)
「お花を、ありがとう」
と、言って、そのままスーッと消えてしまいました。
夕方になって父の弥八郎(やはちろう)が帰って来た時、
夕方にはしぼむはずの朝顔は、まだ美しい色で咲いていたという事です。
![](http://img01.i-ra.jp/usr/k/i/k/kikimimianko/%E6%88%90%E4%BB%8F.gif)
おしまい
2015年08月01日
【ペットボトルを利用?熱帯夜も快眠できる扇風機&冷房裏ワザ】ききみみあんこのこんな記事見つけました!
ペットボトルを利用?熱帯夜も快眠できる扇風機&冷房裏ワザ
![](http://img01.i-ra.jp/usr/k/i/k/kikimimianko/%E5%A4%A9%E8%A1%97.jpg)
fytte 2015年07月24日
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最低気温が25℃より下がらない夜のことを「熱帯夜」と言います。
寝苦しい熱帯夜に快適な睡眠を得るためには、
やはり冷房器具は欠かせません。
あなたは扇風機派? それともクーラー派ですか?
どちらもちょっとしたひと工夫で、
涼しさをアップさせることができます。ぜひ試してみてください。
扇風機の上手な使い方
出典: http://fytte.jp
●風の通り道を作るよう、窓際に設置
部屋に窓が複数ある場合は、なるべく対角線上となる2か所を開け、
風の通り道を作ります。
この通り道上に扇風機を置くと風の流れがさらに良くなり、涼しさが増します。
室内より室外のほうが、気温が低いなら、
扇風機は開けた窓のそばに室内に向けて置きます。
こうして外の涼しい空気を室内に送り込むわけです。
●ペットボトルを活用して涼感アップ
扇風機の前に、水を入れて凍らせたペットポトルを数本置くと
、気化熱によって温度が下がり、ひんやりとした風に。
液体が気体になるときに周囲の熱を奪ってくれるので
湿度が高くなることもありません。
肩に濡れタオルをかけて扇風機にあたるのも涼しくてGOOD。
![](http://img01.i-ra.jp/usr/k/i/k/kikimimianko/%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%88%E3%83%AB.jpg)
●首振り機能はマスト!
扇風機の風は想像以上に体を冷やします。
冷えると血行が悪くなるため、朝起きたら、ひどい頭痛が…ということも。
また、扇風機は体の同じ部分に風が当たりがちになるので、
脱水症状も起こしやすくなります。首振り機能は必ず使いましょう。
クーラーの上手な使い方
●家に帰ったら、まず部屋の換気を!
暑い外から帰って、何よりも先にクーラーのスイッチを
入れてしまう人も多いと思いますが、まずは部屋のすべての窓を全開にして、
こもった熱気を追い出しましょう。
こうすることで、クーラーの効きが断然違ってきます。
●3、4時間後に停止するようにタイマーをセット
暑い夏の寝室の温度は24~26℃ぐらいが最適です。
しかし、クーラーをこの設定温度にして
一晩中かけっぱなしにするのも、
やはり体調をくずす原因となるので厳禁。
オフタイマーを活用しましょう。
深い眠りに入るのは3時間後ぐらいと言われているので、
この間に暑さで目覚めてしまうのを避けるため、
3、4時間後に運転が止まるようにセットすると良いでしょう。
扇風機とクーラーを併用する際は、扇風機の風によって、
体感温度が下がるので、クーラーの設定温度よりも
2、3度涼しく感じられるはずです。
扇風機はクーラーの対角線上の位置に置き、首は上に向け、
冷気を十分に循環させてあげることがポイントです。